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OPPO、BDプレーヤー「BDP-103DJP」などでDSDのDLNA再生に対応。4K出力強化も

BDP-103JP

 OPPO Digital Japanは16日、Blu-ray Discプレーヤー「BDP-103JP/103DJP/105JP」のファームウェアアップデートを開始した。新たに、WAV/APE形式でのギャップレス再生機能が追加されたほか、DLNA経由での2.8MHzのDSDファイルの再生対応、4K×2K出力のモード選択が可能になるなど、22の機能追加や不具合改善などが含まれる。詳細は後述の通り。

 アップデートは、インターネット経由で行なえるほか、パソコンでダウンロードしたデータをUSBメモリやCD-Rに書き込んで、それらを再生することでも可能。インターネット接続環境がない場合は、OPPO Digital Japanに連絡することで、無償アップデートサービスを受けられる。

【アップデートの内容】

・DLNAで、2.8MHzのDSDファイルの再生に対応。カバーアートの表示には対応していない

・WAV形式またはAPE形式のファイルギャップレス再生機能の追加

・Youtube再生機能のアップグレード

・「4K×2K出力」の出力設定を追加。4K対応ディスプレイの場合のみ24Hzのコンテンツをアップコンバートして出力する「オート」や、元の信号のフォーマットやディスプレイ機器が4K入力に対応しているかに関わらず4K信号を出力する「強制する」を選択可能

・BDP-103DにおいてDarbeeモードを有効にした場合の処理精度を改善

・電源投入時の音量を任意の値にする「電源投入時の音量」機能と、ボリューム調整時の最大音量を設定する「最大音量」機能を追加

・電源を投入した際のインプットソースを予め指定しておく「電源投入時の入力」機能を追加

・BDプレーヤーの設定を保存/復元する「設定の管理」機能を追加。機能の利用にはUSB Aタイプのフラッシュドライブが必要となる

・SACD(DSD)出力時に「オート」機能を追加

・SMB方式でサーバーに接続した際に自動的にファイルおよびフォルダーをソートする機能を追加

・PGS形式のサブタイトルが付加されたMKVファイルの再生に対応

・HDMI入力端子経由での映像コンテンツでズーム機能を搭載

・同一フォルダー内の複数のファイルを単一のCUEファイルで再生可能

・特定のDVD-Audioディスクを再生した場合の動作不具合の改善

・24Hzフォーマットのビデオファイルを再生した場合に,フレームレートが正確にデコードされない問題の改善

・BDP-105のステレオ音声出力でダウンミックス再生を指定した場合に,サラウンドチャンネルの信号がステレオ専用出力端子から出力される不具合の改善

・デュアルディスプレイモードが有効になっている場合でマルチチャンネル形式SACD(DSDデータ)を再生したときに,チャンネル出力処理が適切に行われない不具合の改善

・BDP-103Dを使う際に,RS-232プロトコルでDarbee機能をコントロールするコマンドを追加

・DVD/BDのブランクメディア読み取りの互換性の向上

・JRiver Media Centerとの互換性の向上

・BDP-105で、「フロント 左/右」を選択してから本機を再起動させ,外部ストレージから2チャンネルのDSDファイルを再生した場合に,フロント左チャンネルがサラウンド右チャンネルから再生される不具合の改善

・ディスク再生の全般的な互換性の向上

(一條徹)