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ソニー、新12mmドライバ搭載イヤフォン「MDR-EX650」
16mm相当の振幅と真鍮ハウジング。アルミのEX450も
(2014/1/21 13:08)
ソニーは、カナル型(耳栓型)イヤフォンの新モデルとして、12mmドライバを搭載した「MDR-EX650」、「MDR-EX450」を2月14日より発売する。価格はEX650が9,975円、EX450が6,195円。
中価格帯のダイナミック型のイヤホンで、MDR-EX650は真鍮ハウジングを採用した上位モデル、MDR-EX450はアルミハウジングを採用する。2010年発売のMDR-EX510/EX310の後継モデルとなる。カラーはEX650がブラスブラウン(T)とブラスブラック(B)、EX450がクロムグレー(H)、プラチナホワイト(W)、メタルグリーン(G)、パールゴールド(N)。
いずれも新開発の12mmドライバを採用。振動板のエッジ幅を小型化することで、従来の16mmドライバと同サイズのドーム面積を実現。これにより、16mmドライバ相当の振幅を使って、低域から高域までクリアに再生できるようにした。
EX650では360kJ/m3、EX450も300kJ/m3の高磁力マグネットを採用。16mmドライバと同等サイズの高磁力ネオジウムマグネットと、ロングボイスコイルの採用により、低歪を実現した。
磁力以外のEX650/EX450の違いは、ハウジングの素材。EX650は真鍮ハウジングにより、不要な振動を抑制。真鍮の高い内部損失を活かして、つやのあるクリアな中高音を実現できるとしている。EX450は剛性の高いアルミニウムを採用している。いずれも音導管の断面積を15%拡大することで、中高音の伸びを向上。EX650では音導管にも真鍮を採用した。
また、ハウジングの上に設けた通気孔により、低域の通気抵抗をコントロールする「ビートレスポンスコントロール」を採用。振動板の動作を最適化することで、低域の過渡特性を改善し、リズムの再現性を向上。例えばバスドラムの「ドンッ、ドンッ」といった音の始まりと終わりを正確に再現できるという。
装着感の改善も図っており、耳への接触を最小に保ちながら、耳奥まで装着できる「アングルドイヤーピース」方式を採用した。ケーブルは絡みにくいセレーションケーブルで、Y型。長さは1.2m。重量はEX650が約9g、EX450が6g。