アップル、iPad 2の販売を終了し、Retinaの第4世代iPadを9.7型ラインに追加

　アップルはiPad 2の販売を終了した。3月18日現在、オンラインのApple Storeでの販売が終了している。iPad 2は、2011年の発売以来、第3世代iPad、第4世代iPad Retina、iPad Airと世代を重ねる中でも「9.7型のiPadのエントリーモデル」として販売継続されていた。

iPad 2

第4世代iPad(iPad Retina ディスプレイモデル)

　一方、'13年11月のiPad Air発売後に販売終了していた第4世代iPad(iPad Retina ディスプレイモデル)の16GBモデルがラインナップに追加された。Apple Store価格はWi-Fi版が39,800円、Wi-Fi+Cellular版が53,800円。カラーはブラックとホワイト。

　第4世代iPadは、9.7型/2,048×1,536ドットのRetinaディスプレイを採用。クアッドコアグラフィックス搭載デュアルコア「A6X」チップや、FaceTime HDカメラ、Lightningコネクタを装備。1080pの動画撮影にも対応する。OSはiOS 7。外形寸法/重量は、241.2×185.7×9.4mm(縦×横×厚み)、重量は652g。

　また、iPad Retinaディスプレイモデル用のSmart CoverとSmart Caseのダークグレーを発売。Apple Store価格はSmart Coverが4,080円、Smart Caseが5,400円。

【訂正】
記事初出時に、オンラインのApple Storeを参考に、Wi-Fi版の価格を46,800円としていましたが、アップルによるニュースリリースで39,800円と改められましたので、記事を修正しました(3月18日22時追記)

　Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント フィリップ・シラー氏は、「399ドルで、美しい9.7インチRetinaディスプレイを備えたiPadをお求めいただけるようになった。高速なA6Xチップや5メガピクセルのiSightカメラも備え、パワー、パフォーマンス、価値、全てがiPad 2を凌ぐ劇的なアップグレードとなる。iPad製品ラインはモバイルコンピューティングの世界で金字塔を打ち建て、App Storeで提供される50万本以上のiPad専用アプリケーションという最大かつ最良のエコシステムにiPadの全モデルからアクセスできる」と、コメントしている。