ニュース

安倍総理が痛車で演説。「ニコニコ超会議3」開催。TVでニコ動が便利に。白鵬もコメントにニヤリ

 動画配信サービスのniconicoを“地上に再現する”をコンセプトとした大規模イベント「ニコニコ超会議3」が4月26日と27日、幕張メッセで開催された。会場は1~8ホール。入場料は1日前売1,500円(税込)、当日2,000円(税込)。通し券は前売2,500円(税込)。

 初音ミクなどのVOCALOID、ユーザー生放送、ゲーム実況など、ニコニコ動画の人気ジャンルをベースとしたブースが設けられ、ニコ動のコンテンツを地上に再現。展示を見るだけでなく、ユーザー自らが参加できるイベントになっているのが特徴。

会場は幕張メッセ
場内の様子
初日には安倍晋三内閣総理大臣も来場

 協賛企業に加え、自衛隊や在日米陸軍もブースを設けているほか、今年はアニメ関連ブースも登場。さらには大相撲の“超会議場所”まで登場して特別巡礼が行なわれるなど、ジャンルが多岐に広がるニコ動ならではのカオスなイベントとなっている。

 また、初日の26日には昨年の第2回に引き続き、安倍晋三内閣総理大臣も来場。「若者のパワーや才能を活かせるかどうかに、日本の未来はかかっている」、「ワクワクするような日本を一緒に作っていきましょう」と来場者にメッセージを送った。

安倍総理は宣伝車にも乗って演説。この宣伝車は、超会議に合わせ“痛車”仕様になっているというこだわりだ

 AV Watchでは多岐に渡る展示の中から、ニコニコ動画/生配信の今後に関しての技術展示を中心に、会場で見つけた興味深い展示をレポートする。

“テレビでニコ動”がより便利に

 「ニコニコの未来を創造する」がテーマの「超時空ニコニコ研究所」ブースでは、現在提供しているテレビやゲーム機向けのニコ動視聴アプリに関する新情報や、近未来のニコ動をイメージした各種技術が展示されている。

 テレビ用のニコ動視聴アプリのコーナーでは、ソニーの薄型テレビ「BRAVIA」向けの新しいニコ動アプリが参考展示されている。現在、BRAVIA向けにはアプリキャスト用アプリ「ニコニコ動画 ~ピックアップ~」が提供されているが、このアプリはその名の通り、ピックアップされた動画が楽しめるが、キーワードによる動画検索には対応していない。任意の動画を楽しみたい場合は、PC版のニコ動でマイリストなどにその動画を登録し、テレビからリストを呼び出して再生するといった手間が必要となり、再生できる動画も限られている。

 参考展示された試作アプリ「niconico(仮称)」は、現在のアプリキャスト用アプリを全面的にリニューアルし、再生できる動画数が大幅に増加。一部権利関係で難しいものを除いて、PC版向けに提供されている動画とほぼ同等のコンテンツがテレビからも楽しめ、キーワード検索にも対応。再生ランキングなども見る事ができるようになっている。UIも一新され、従来は画面の左半分をUIが専有していたが、全画面表示されるようになった。

BRAVIA用の試作アプリ「niconico(仮称)」
キーワード検索も可能になった

 UIがよく似ているため、恐らくNTT西日本のSTB「光BOX+」向けに提供されているプレーヤー機能「ニコニコ~動画・生放送~」をベースにしていると思われる。このBRAVIA向けアプリ「niconico(仮称)」は、従来と同じアプリという形式で提供されるが、プログラム自体はHTMLで構成されており、対応機種の拡充も期待できる。今年の夏頃に提供予定で、対応機種は未定だが、上位モデルを中心とした対応になる見込み。提供当初はニコ動のみ対応だが、ニコニコ生放送にも対応予定。

 「光BOX+」向けの「ニコニコ~動画・生放送~」には、リモコンを使って簡単に動画へコメント投稿するために、「www」などの定番コメントをあらかじめ登録しておき、それを十字キーの操作で手軽に投稿できる「かんコメ」機能を備えている。この機能を進化させた「超かんコメ」という技術も参考展示された。

 定番コメント以外も簡単に投稿できるようにしたもので、用意されたコメントを投稿する操作方法は同じだが、プリセットコメントが、視聴している動画に合わせてその都度自動的に変化する。過去の動画やシーンとコメント投稿データを分析、視聴中の動画内容や経過時間を考慮し、シーンごとに最適なコメント候補を動的に表示する。例えば、歌のコンテンツのサビなど、多人数が同じコメントを投稿して画面を覆い尽くす、いわゆる“弾幕”のシーンになると、弾幕用の歌詞がコメント候補として登場する。手軽さはそのままに、他の視聴者と一体感をより楽しめる機能となる。

「光BOX+」向けの「ニコニコ~動画・生放送~」。あらかじめ登録したコメントをリモコンで簡単に投稿できるのが「かんコメ」機能
その「かんコメ」用コメントが、動画に合わせて随時自動で用意されるのが「超かんコメ」。弾幕参加が簡単にできる

 PS VitaやPS Vita TV向けにもニコ動アプリは提供されているが、この2つを連携させる新機能も参考展示。PS Vitaのアプリから操作する事で、スタンバイ状態のPS Vita TVが復帰。さらにPS Vitaで視聴していたニコ動コンテンツの続きを、PS Vita TVが再生、Vita TVを繋いだテレビに表示できる。さながらVitaをVita TVのリモコンのように使い、ニコ動を楽しむ機能で、Vita TVの文字入力のしやすさで手軽に動画検索をしたり、大画面で楽しみたい動画はPS Vita TV経由でテレビに表示するといった使い方が検討されている。

PS VitaとVita TVのニコ動アプリを連携させたデモも。VitaをVita TVのリモコンのように使える

 視野角が110度と広く、高い没入感が話題のVRヘッドセット「オキュラスリフト(Oculus Rift)」。これを用いた提案も行なわれている。六本木にあるニコファーレに、360度の撮影が可能なカメラを設置。そこで行なわれているライブの模様を撮影し、それをOculus Riftで再生するというもの。上下左右、自由に首を回してもその向きに合わせた映像が表示され、その場でライヴを楽しんでいるような没入感が得られていた。

VRヘッドセット「オキュラスリフト」
このようなニコファーレでの360度映像がオキュラスで表示されている
メガネ型シースルーモバイルビューワー「MOVERIO BT-200」でニコ動表示

 エプソンもブースを出展。5月29日に発売予定のメガネ型シースルーモバイルビューワー「MOVERIO BT-200」でニコ動のコンテンツを表示している。このヘッドマウントディスプレイは、Android OSを採用した端末と接続し、動画コンテンツやアプリを楽しむものだが、Google Playには非対応。専用アプリを提供する「Epson Moverio App Market」を利用する形となっている。

 このマーケットに現時点でニコ動アプリは無いが、超会議の展示用に急遽試作したという。ニコ動アプリをマーケットで正式に提供するかどうかは検討中としている。

ピアノのテンポに合わせてミクがラジオ体操

 ヤマハは、「ニコニコ学会β」において「ピアノに合わせて初音ミクにラジオ体操させてみた」というユニークな技術を展示。ラジオ体操の音楽をピアノで演奏すると、MMDの初音ミク3DCGがそれに合わせて体操するというものだが、音から、それが楽譜のどこの部分なのかを見つけるスコアアライメント技術を採用。それをもとに、その部分ではどのように踊ったらいいのかを判別する。これにより、ピアノを通常のテンポより素早く演奏するとミクがそれに合わせて素早く体操、バラードのようにゆっくり演奏するとゆっくり体操する。

 最近ではミクのCGがコンサートなどで歌い踊る機会が増えているが、あらかじめ映像と音を一緒に作らず、リアルタイムでシンクロさせる場合、あらかじめ作ったミクの動きに音楽側が合わせる必要がある。しかし、この技術を使えば、音楽側がある程度の範囲で自由なテンポで生演奏しても、そのテンポに合わせてミクが自動的に踊ってくれるようになるという。

 産業技術総合研究所(産総研)は、動画共有サービス上にある音楽コンテンツや、コンテンツ相互の関係性を可視化するWebサービス「Songrium」(ソングリウム)を展示。ニコ動の膨大なコンテンツを独自のUIで見つけられるもので、時間の概念も導入。2010年、2008年など過去に遡ってその当時に人気だった動画をピックアップ表示できる。

 さらに、歌のコンテンツであれば、その内容を解析し、サビの部分をすぐに再生。さらにVOCALOIDの楽曲が増えていく様子をアニメーションとクロスフェードで再現したり、その曲から歌ってみた、踊ってみたなどの派生動画が誕生した場合は、その歌の周りを移動する惑星のように表示。夜空の星を眺めるようなUIで、様々なコンテンツと巡り会えるようになっている。

産総研の「Songrium」
「ニコニコ学会β」のコーナーでは、分野に縛られない多様な研究結果を展示。Xbox 360のKinectを胸元に搭載し、対面した人の顔を認識。その方向に目線を向ける事で、常に見つめ合ってくれる女性ロボなど、ユニークな展示が来場者を楽しませていた
オキュラスを装着。表示されるミクに触った感触を再現する技術
ミクなどを投写できる、曲面ポリッドスクリーン。高さ200cm、横250cm、カーブ120度のモデルを1万円以内で設置できるという

PS4ゲームプレイのニコ生配信機能を一足先に体験

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のブース「PlayStation“やってみた”“やってみよう”“やってやる”ラボ」には、ステージが設けられており、ニコニコ生放送の人気生放送主(生主)が総勢10組以上登場。今後発売されるPlayStation 4用、PlayStation Vita用のゲームソフトの紹介を行なっている。

 PS4は、ゲームプレイの様子をUstreamとTwitchを介してネット配信。他のユーザーに鑑賞してもらい、コメントをもらったり、、同じゲームをプレイしている人が、そのゲームプレイに“乱入”する事もできるなど、ソーシャル的な楽しみ方もできるのが大きな特徴。

PS4のゲームプレイをニコ生で配信しているデモ。写真はPCのニコ生ページからゲームプレイの配信を見ているところ
配信中のPS4画面。左のテレビに映しだされているように、画面の右端に視聴者のコメントが表示される

 既報の通り、4月30日に提供されるシステムソフトウェアバージョン1.70では、この配信機能にニコニコ生放送が追加される予定だが、ブースではニコ生配信機能が参考展示されており、実装前に体験できるようになっている。

 なお、配信にはニコニコアカウントが必要で、プレミアム会員になる必要がある。ただし、SENアカウントがあれば、ニコニコプレミアム会員にならなくても最初の配信から1カ月は無料で配信が可能。その後はニコニコプレミアム会員になる必要がある。視聴するだけであればニコニコアカウントは不要だが、コメントをするにはニコニコアカウントが必要。

 システムソフトウェア1.70ではニコ生配信以外にも、UstreamとTwitchでの配信画質向上も実施。PS4から出力する映像のHDCP信号をOFFにして、別途レコーダなどを利用し、HDMI経由でゲーム動画をキャプチャできるようにもなる。また、PS4に保存したビデオクリップにコメントやステッカーを追加するアプリケーション「SHAREfactory」も登場する。詳細は以前の記事を参照のこと。

 また、ブースではPS4+PlayStation Camera、そしてPS Vitaを用いて、AR技術の可能性を追求するコーナーも用意。ツアー形式で開発中の新技術を体験できるようになっている。

 「ARライティングデモ」は、PlayStation Cameraでとらえた室内の映像に、初音ミクのCGキャラクターが登場するAR表示に、“光”の概念を取り入れたもの。既存のAR技術は、例えば初音ミクがいるはずの場所に手を持っていくと、それをカメラで認識、テレビの中のミクが手から逃げるといった事が可能だが、技術デモではライトで初音ミクがいるはずの場所を照らすと、その光もカメラで認識。ミクの影の位置が変わったり、赤いライトで照らすと、ミクも赤く染まる。

 この時、ミクだけでなく、現実のカーペットや、プレーヤーの足元も赤く染まるため、既存のAR技術よりもさらに、CGと現実映像が“馴染んで見える”のが特徴。

「ARライティングデモ」。テレビに、その場にはいないミクが表示されている。下にあるのがPS4とカメラ。カメラが床を撮影している
床をライトで照らすと……
ARのミクもライトで照らされたように影ができ、陰影が深くなる
床を青いライトで照らすと
画面の中のミクも青く染まっている。背後の現実世界も青の光で満たされているため、ARの現実と虚像のマッチングは高くなる
演算処理を可視化したもの。ライトのあたり具合で光源を推測している

 「トレーディングカード認識」は、カメラを用いた認識機能をカード認識に応用したもので、ユーザー同士がカードゲームをしている様子をカメラが認識、テレビ画面に映しだされたカードの上に、カードと連動したキャラクターのCGが浮かび上がり、バトルゾーンにカードを移動させると実際に必殺技を発動したりする。

 ARマーカーやICチップなどを埋め込んだカードを使って、このようなARゲームを可能にしているソリューションは存在するが、このデモではカードの絵柄だけから認識しているのが特徴。カードの絵柄データをPS4側で保持したり、ネット経由でダウンロードする事で、既に発売されているカードもARゲーム用カードとして使う事ができるほか、ARゲーム用カードのコストダウンなども期待できる。

「トレーディングカード認識」。カードを絵柄の特徴で認識。それに合ったキャラクターをARで表示させている。カードが逆さまでも認識可能

 航空科学博物館にも展示されているという「成田空港ジオラマAR」は、PS Vitaを使ったARの進化系。空港を上空から見たイラストにPS Vitaのカメラをかざすと、滑走路や管制塔といった施設の情報がARでオーバーレイ表示され、CGの飛行機が離陸・着陸する様子もアニメーションで楽しめる。

 ユニークなのは、アングルを上からだけでなく、斜め横などに変えても、それに応じてARの飛行機や雲の表示が変化する事。これは、空港のイラストが、どの角度からVitaを構えた時に、どのように見えるかを予めデータ化しておき、その情報に合わせて、Vitaの傾き具合やアングルを推測。その角度からの飛行機映像を表示しているという。

「成田空港ジオラマAR」。成田空港の空撮イラストをVita越しに見ると……
Vitaの画面には空港設備の名前は飛行機が表示されている
Vitaのアングルを変えると、飛行機の見え方もそれに追従する

 超透過型電脳箱 「VitaHoloPoP(仮)」は、スマホを使ったプロジェクションマッピング玩具「ハコビジョン」と似たアイデアの展示。トロ&クロなど、キャラクターのジオラマを入れた透明な箱を作り、その上からPS Vitaの画面を下向きに、蓋をかぶせるように設置。箱の正面にはハーフミラーが斜めに取り付けられており、Vitaの画面に表示される吹き出しやエフェクトなどの映像が、ミラーに写り、ミラー越しに箱の中のトロ&クロを見ると、彼らの横に吹き出しでセリフが表示されたりするというもの。

超透過型電脳箱 「VitaHoloPoP(仮)」
Vitaをうつ伏せに蓋として使っており、画面の表示がハーフミラーに反射して、ジオラマと重なって見える

 PS Vitaならではの展示としては、背面のタッチパネルを活用。透明な箱の中に、本物の水を半分ほど入れて、蓋のようにかぶせたVitaの背面パッドを指で叩くと、ヒヨコの玩具(映像)が上からボトボトと落下。ミラーを通して見ると、本物の水の上に、ARのヒヨコが浮いているように見える試作機もあった。Vitaは搭載センサーで傾きも検出できるので、箱+Vitaを持ち上げて揺すると、箱の中の水が揺れるだけでなく、ARのヒヨコまで揺れる芸の細かさがユニークだ。

水は本物。アヒルは虚像だ。Vitaの背面パネルを叩くと、アヒルが落ちてくる
Vitaを揺すると、水も、アヒルも揺れる
ハーフミラーを上部に取り付け、Vitaのカメラで物体を認識させ、虚像を表示するアイデアも。花を認識すると、蝶のARが表示されるデモを行なっていた

ボカロ新サービス

 「超ボーカロイド感謝祭」エリアでは、ヤマハの新サービス「ボカロネット」の一部が体験できるブースが設けられている。「ボカロネット」は、歌詞を入力するだけで、歌声と伴奏からなる楽曲を自動生成する「VOCALODUCER(ボカロデューサー)」と、クラウドストレージを連携させた会員制のサービスで、7月提供を予定。無料会員では500MB、月額500円のプレミアム会員は5GBストレージが利用でき、プレミアム会員は楽曲作成時の制限が解除される。

 「VOCALODUCER」は、テキストボックスに歌詞を入力して好みの曲調や歌声を選択するだけで、伴奏と歌声からなる楽曲が作成できる「カンタンモード」と、メロディのテイスト/伴奏のジャンル/伴奏のスタイル/テンポ/コード進行などの条件を細かく指定して作曲する「ノーマルモード」が選択できる。

 クラウドストレージの「ボカロストレージ」は、「VOCALOID3 Editor」や「VOCALOID Editor for Cubase」などのボカロネット対応ソフト間での楽曲データのやりとりをクラウド経由でシームレスに行なえるもの。VOCALODUCERで作った楽曲もボカロストレージに自動で保存され、こうしたソフトでさらに細かく編集するといった使い方もできる。詳細は既報の通り。

ヤマハの新サービス「ボカロネット」の一部が体験できる
VOCALOID関連の貴重な展示も

アニメ

 人気アニメに関連した展示も用意。「進撃の巨人 第2525期訓練兵団入団試験」は、人間を脅かす“巨人”と戦う兵士になった気分が味わえるもので、劇中に登場する、空中を自在に移動するための立体機動装置を、10mの逆バンジージャンプ装置で再現。来場者は巨人が描かれた壁を前に、それを飛び越えるような大ジャンプをして、巨人の向こう側に描かれた“何か”を読み取る訓練にチャレンジする。

逆バンジーで巨人を飛び越える「進撃の巨人 第2525期訓練兵団入団試験」
「超すけすけゴーグルくん -ラッキースケベ体験-」で表示される映像

 様々な美少女キャラのサービスシーンが話題の「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」ブースでは、「超すけすけゴーグルくん -ラッキースケベ体験-」というコーナーを用意。主人公のリトが、浴室で美少女キャラと鉢合わせするような、いわゆる“ラッキースケベ”な体験が、VR技術を使って疑似体験できるというもので、参加者がVRゴーグルを装着。皆で同じ部分を見続けると、そこだけ服が“透ける”ようになっている。限られた時間で心を一つにできるかどうかが鍵だ。

「超 俺提督の部屋」

 人気ゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」のコーナーには、「超 俺提督の部屋」が登場。ゲームのホーム画面でお馴染み、「提督の部屋」を徹底再現したもので、艦娘もブースに登場。記念撮影ができるようになっている。

大相撲

 場内に土俵が設けられ、大相撲の特別巡業「大相撲超会議場所」も開催された。横綱・白鵬、日馬富士をはじめ、親方や力士など大相撲一行・約250名が巡業地となる幕張メッセに登場。激しい稽古の模様や、横綱の土俵入りなども披露された。

 土俵の脇には、大型ディスプレイも用意され、ネットで土俵の様子を見ている人たちが書き込んだコメントが流れるようになっている。横綱・白鵬は、稽古中でも気合の入った厳しい表情を見せていたが、ふと目をやったディスプレイに面白いコメントが表示され、思わずニヤリと笑い、それを見た視聴者が「白鵬笑ってるw」というようなコメントを投稿するといった一幕もあった。

超会議の場内に大相撲の土俵が登場
画面に流れるコメントを見て、思わず笑う白鵬(左下)
遠藤など、人気力士達の稽古などが楽しめた

その他

AH-64D アパッチ・ロングボウ

 陸上自衛隊のブースには、攻撃用ヘリコプターの「AH-64D アパッチ・ロングボウ」が登場。となりの「超深海ブース」には、昨年6月に、深海5,000メートルへの研究潜航を生中継した「しんかい6500」の実機も展示された。

大迫力の「しんかい6500」展示
自由民主党の石破茂幹事長もしんかいの展示を視察
超宇宙ブースにはソユーズ帰還カプセルが登場
「超痛ライドパークin痛Gふぇすた」コーナーでは、厳選された痛車が一堂に展示
甲殻機動隊ARISEに登場する「ロジコマ」と、トヨタの1人乗り二輪車「Winglet」がコラボし、ロジコマ風の痛車になったWingletに乗れるコーナーも

(山崎健太郎)