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FiiO、オールアルミ製で出力強化、実売1万円のポータブルヘッドフォンアンプ「E11K」

 小柳出電気商会は、FiiOの新製品として、低価格なポータブルヘッドフォンアンプ「E11K」を10月3日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後。

FiiO「E11K」

 2011年に発売した「E11」の後継機種。「よりパワフルに、かつ高音質に進化した」としており、最大出力は450mW(16Ω)、270mW(32Ω)と、E11の300mW(16Ω)、200mW(32Ω)から強化された。

 内蔵バッテリも800mAhから1,400mAhに大容量化。駆動時間が従来の10時間以上から、最大約16時間へと延びている。従来モデルは充電中の使用はできなかったが、E11Kでは充電中でも使用可能。ただし、新モデルではバッテリの交換ができなくなっている。充電はUSB経由で行ない、所要時間は約4時間。

 入出力端子として、アナログのステレオミニを各1系統装備、前面中央にロータリーボリュームを備えている。DACは搭載していない。

筐体はオールアルミ製に
フロントパネル。ゲイン切り替えやベースブーストスイッチを備えている
背面。入出力はアナログステレオミニのみ

 ゲイン切り替えと、ベースブースト機能を搭載。筐体は、E11はアルミカバーとプラスチックボディだったが、E11Kはオールアルミ製となった。

 周波数帯域は20Hz~20kHz。SN比は108dB以上、クロストークは72dB以上。適応するヘッドフォンのインピーダンスは16~150Ω。外形寸法は91×56×13mm(縦×横×厚さ)で、バッテリ込みの重量は92g。

(山崎健太郎)