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Blue Ever Blue、約1万円のハイエンドイヤフォン「Model 1001」。ETLを2個搭載

 シースピリッツは、米Blue Ever Blueのイヤフォン・ハイエンドモデル「Model 1001」を12月20日に発売する。価格は10,530円(税込)。カラーはディープブルー、シルバー/ブルー、ブラックの3タイプを用意する。

左からディープブルー、シルバー/ブルー、ブラック

 Blue Ever Blue初の4桁型番のモデルで「新たなチャレンジを多く盛り込んだ野心作」だという。ダイナミック型ユニットを採用したカナル型。

 Blue Ever Blueの特徴であるHDSS(High Definition Sound Standard)技術を採用。ETL(Embedded Transmission Line)モジュールと呼ばれる特殊な部材をハウジング内や振動板の背後に設置する事で、内圧を温度変化や再生中の音、残響、定常波の有無に依らずに一定に保ち、振動板の正確な動作を補助。自然な音と、広がり、心理的ストレスを緩和した音が得られるというもの。

 「Model 1001」では、このETLモジュールを初めて2個搭載。従来モデルよりワイドレンジ化した周波数帯域(16Hz~20kHz)において、「破綻のない一層クリアな音の再生と高い解像度を実現した。従来モデルでも高い評価を得ていた臨場感と定位性は十二分に継承している」という。

 ユニットサイズは、「Model 868B」や「Model 878」の10mmドライバより小さな8mm径で、装着性の向上にも寄与するというホーン型のナローシェイプを採用。「Blue Ever Blueのダイナミック型としてはやや低音を抑え、中高音域が前面に来る音の指向を持つ」とする。磁気回路にはネオジウムマグネットを使用。

 感度は105dB。インピーダンスは16Ω。ケーブルはフラットタイプで、長さは1.2m。筐体素材はアルミニウム。入力端子は改良型L字プラグタイプ。イヤーピースはS/M/Lの3サイズと、ダブルフランジ、トリプルフランジを含めた5種類を同梱する。

(山崎健太郎)