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BS/CS 6ch+24時間ニュースで635円のスマホ放送「NOTTVパック」4月開始

 mmbiは、スマートフォン向け放送「NOTTV(ノッティーヴィー)」で、NOTTV1/2チャンネルとBS/CS放送の6つのチャンネルを加えた「NOTTVパック」を4月1日から開始する。月額料金は635円(税込)。3月18日には試験放送を開始し、5月までお試し期間として無料で視聴できる。

 18日にはNOTTVパックのスタートを記念して、サービス発表会と各放送事業者の代表のフォトセッションが開催された。

左から日本映画衛星放送 杉田社長、スカパー・エンターテイメント 田中社長、mmbi眞藤社長、フジテレビジョン 亀山社長、AXN ジャパン 滝山社長

 NOTTVはドコモスマートフォンなど、NOTTVチューナ搭載のスマートフォンやタブレットで視聴可能な放送サービス。

 「NOTTVパック」は、NOTTV有料チャンネル(NOTTV1、NOTTV2)に、「フジテレビONE」、「フジテレビTWO」、「時代劇専門チャンネル」、「AXN」、「アニマックス」、「スカサカ! 24時間サッカー専門チャンネル」を加えた、8チャンネルのセットとなる。スマートフォンやタブレットなどのNOTTV対応端末で多チャンネル放送が楽しめ、ケーブル配線やアンテナ設置工事などが不要な点を訴求している。

NOTTVパックの8チャンネル
mmbiの眞藤務社長

 NOTTVを運営するmmbiの眞藤務社長は、NOTTV立ち上げからの3年間を振り返り「通信と放送を連携させるという意味ではうまく行った。手応えのあるサービスになり、契約数も増えている。ただし、コンテンツは若い人向けのものが中心となっており、60歳の私のような年齢層向けのものは少なかった。今回は時代劇やスポーツなども拡充され、より多くの人が楽しめるようになったのでは」と語る。

 今後の端末展開については、これまでと同様にドコモのAndroidスマートフォンでNOTTV搭載を推進していくほか、iPhone用に展開しているドングル(Lightning接続のNOTTVチューナ)も訴求し、「iPhoneで使える」ことも周知していくという。「635円というびっくりの価格で、ワクワクしたテレビをお届けする」とNOTTVパック展開への意気込みを語った。

 また、NOTTVに参加する各放送事業者の代表も挨拶。アニマックスやAXNを展開するAXN ジャパンの滝山正夫社長は、「録画ができて、パケット代もかからない」点をアピール。時代劇チャンネルを手がける日本映画衛星放送の杉田 成道社長は、「時代劇をスマホでというのは気になるかもしれないが、シニアもスマホを持つ時代。アニマックスさんも入っているので、NOTTVパックで『ゆりかごから墓場まで』といきたい」と述べ、笑いを誘った。

 NOTTV2において、24時間ニュース番組「ホウドウキョク」を展開するフジテレビジョンの亀山千広社長は「“政治ニュース”では無い“ニュース”。より親しみやすく、わかりやすいニュースを、24時間でお届けする」と説明。24時間のサッカーチャンネル「スカサカ!」を展開するスカパー・エンターテイメントの田中 晃社長は、「Jリーグも開幕し、海外サッカーはまさに盛り上がっている。そのサッカーを存分にNOTTVパックで楽しんで欲しい」とアピールした。

 なお、3月25日からはAndroidのドコモ版Gガイド番組表にNOTTVを追加することも発表。Gガイド番組表(ドコモ版)から、ワンセグと同様にNOTTVの視聴が可能になるほか、番組検索やリマインダー、カスタム番組表などの機能も利用できる。

(臼田勤哉)