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JOYSOUNDのエクシングがテイチク株式を取得。全方位型音楽ビジネスへ

 通信カラオケの「JOYSOUND」などを手がけるエクシングは、JVCケンウッドの子会社で、音楽/映像ソフトの企画/制作/販売などを手掛けるテイチクエンタテインメント(テイチク)の株式を譲り受けることで、JVCケンウッドと合意。28日に株式譲渡契約を締結し、4月下旬をめどに株式譲受を完了する予定。

 エクシングは、業務用カラオケ事業を柱に、家庭向けやスマホ向けコンテンツなどの音楽エンタテインメントサービスを展開している。テイチクは、演歌・歌謡曲を中心に、国内での音楽・映像ソフトの販売においてを手がけている。

 今回の株式譲受により、エクシングはテイチクの得意とするコンテンツ制作およびCD/DVD販売などの権利(原盤)ビジネスから、カラオケなどの二次利用、ユーザーが利用するカラオケ店舗事業へと、川上から川下まで一気通貫したビジネスモデルの構築が可能となり、「総合的で全方位型のビジネスモデルを実現し、音楽エンタテインメント分野における成長・発展を目指す」としている。

 また、テイチクのブランドやコンテンツプロデュース力を、エクシングのネットワークやカラオケ店舗などの場を活用し、シナジー効果を発揮。夏商戦に向けて発売予定の業務用カラオケの新製品におけるプロモーション展開や、コンテンツ配信に活かしていくとしている。

(臼田勤哉)