ズーム、低遅延2.0msのUSB 3.0オーディオ上位機「UAC-8」

　ズームは、USB 3.0対応で最高18入力/20出力対応のオーディオインターフェイス「UAC-8」を5月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は67,500円(税込)。

UAC-8

　192kHz/24bit対応のオーディオインターフェイスで、USB 3.0を採用し、クラス最速とする2.0msの超低レイテンシーで動作(サンプリング周波数96kHz、バッファサイズ32サンプル設定時)。Windows 7/8/8.1とMac OS X 10.8.5以降で使用できるほか、Apple iPad Camera Connection Kitと別売ACアダプタ(AD-14)を用意することで、iPad(iOS 7.1以降)にも対応する。なお、iPadと接続する際のClass Compliantモード時は、録音が最大8ch、再生が最大10chとなる。

　アシンクロナス(非同期)伝送に対応。4月に発売した2入出力モデル「UAC-2」(店頭予想価格29,160円前後)はバーブラウン製のDACとADCを搭載しているが、UAC-8はADCがAKM製の「AK5388」、DACはAKMの「AK4413」を採用した。周波数特性は20Hz～60kHz(192kHz時)。ダイナミックレンジは120dB(AD)、120dB(DA)。同社「Hシリーズ」で培ったマイクプリアンプを搭載する。

　アナログ入力はXLR/TRSコンボジャック×8で、入力1/2はHi-Zに対応。最大+60dBの増幅と+48Vのファンタム電源供給が行なえる。出力はTRSフォン(バランス)×8と、ヘッドフォン(ステレオ標準)×2。ヘッドフォン出力は20mW×2ch(32Ω)。

　デジタル入力は光デジタル(ADAT)と同軸デジタルを装備。ADATは最大8入出力に対応。BNCの外部クロック端子も備える。そのほか、MIDIキーボード/コントローラーや、外部MIDI音源などに接続できるMIDI入出力(5ピンDIN)も装備する。

　専用ミキサーソフト「UAC-8 MixEfx」で、内蔵ミキサーや、モニター用エフェクトの設定が行なえる。電源はACアダプタを使用。外形寸法は482.6×157.65×46.03mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.02kg。USB 3.0ケーブルが付属するほか、ダウンロード版「Cubase LE」も利用できる。

前面

背面

天面

【訂正】記事初出時、レイテンシーと搭載DAC/ADCの情報が誤っていたため、訂正しました(5月12日)