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Spotify、ランニング向け音楽やビデオクリップなど配信サービス拡充。DTS Play-Fi連携も
(2015/5/21 13:46)
米国や欧州、日本を除くアジアなどで展開しているサブスクリプション型音楽配信サービスのSpotifyは米国時間の20日、モバイル向けに、ランニング用の「Spotify Running」や、新たなオリジナルコンテンツ追加などの施策を発表した。
「音楽を、より生活にフィットさせること」を目的にスタートするというもので、新たに用意する「Now start」ページでは、曜日や食事などのタイミングに合わせたプレイリストを、ユーザーの好みなどに応じて提供。レコメンド機能を活用し、気分に合わせた選曲を可能にするという。
「Spotify Running」では、ユーザーが聴いた履歴などから、ランニングに適した様々なジャンルのプレイリストや、DJや作曲家などによるオリジナルの楽曲を提供。ランナーのテンポに合わせて、途中でペースが変わらないように、曲と曲の間がシームレスにつながるように再生するという。
Spotify Runningは、ナイキとの提携も予定。Nike+アプリや、RunKeeperアプリとSpotifyの連携も、今年後半に実現するという。
上記のほかにもサービスの拡張を予定しており、新たにビデオクリップや音楽番組を配信。また、オリジナルのコンテンツとして、アーティストらによるラジオ番組なども用意する。また、ABCやBBC、NBC Universal、TEDなどによるニュースや映像クリップなども提供予定。
今回発表された新機能は、米国、英国、ドイツ、スウェーデンではiPhoneを対象として同日より展開をスタート。Spotify Runningは、iPhone向けにグローバルで同日から開始する。
Spotifyは、58の国や地域で展開されている配信サービスで、楽曲数は3,000万曲以上、アクティブユーザーは6,000万人以上。無料プランと有料の定額制プランを用意し、有料のユーザーは無料に比べ20%多いという。なお、日本での展開については「現在準備中」としている。
なお、Spotifyの新しい展開としては、米DTSのロスレス/マルチルーム対応ワイヤレスオーディオ技術「Play-Fi」(プレイファイ)との連携も4月28日に発表している。これにより、有料のSpotify Premiumユーザーは、スマートフォンやタブレット、PCで受信したSpotifyの音楽を、Wi-Fi経由でPlay-Fi搭載のスピーカーから聴くことが可能になる。対応スピーカーは、Definitive Technology、Phorus、Polk Audio、Wrenの各ブランドが用意している。