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TDK、小型軽量ながら40mm径ユニット搭載、実売7,000円のBluetoothヘッドフォン
(2015/6/1 10:31)
イメーションは、TDK Life on RecordブランドのBluetoothヘッドフォン「WR680」を6月12日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7,000円前後。カラーはブラックとホワイトを用意する。
40mm径のダイナミック型ユニットを搭載した、オンイヤータイプのBluetoothヘッドフォン。大口径ユニットを採用しながら、ハウジングをコンパクトにまとめ、重量も約220gと軽量に仕上げている。磁気回路にはネオジウムマグネットを使っている。
Bluetooth 2.1に対応。コーデックはSBCをサポート。プロファイルはA2DP/HSP/AVRCPに対応する。ハウジングにNFCマークを備え、対応するスマートフォンとワンタッチでペアリング可能。ハウジングの側面にボリュームコントロールや再生/停止、曲送り/戻しボタンを備えている。
ステレオミニでの有線接続も可能で、1.2mの片出しケーブルを同梱する。入力インピーダンスは32Ω、音圧感度は107±3dB。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。
バッテリはハウジングに内蔵しており、USB端子から充電する。最大8時間の連続使用が可能。
ヘッドバンドとイヤーパッドには、ソフト素材を採用。装着感を高めている。ハウジングは平らにでき、可搬性にも優れている。
音を聴いてみる
プラスチック素材を主体としているためか、持つと非常に軽量で驚く。側圧もソフトで、オンイヤータイプながら耳への負担が少なく、気軽に装着できるBluetoothヘッドフォンだ。ハウジングも小さく、平らにもできるため、鞄の中にも収納しやすい。
スマートフォンのXperia Z1とBluetoothで接続し、パンクロック(Sum 41/NoReason)をを再生。コンパクトなハウジングながら、低音がしっかりと出る事に驚かされる。沈み込みは深く、同時にタイトでボワっと膨らまない低音だ。
そのため、中高域の明瞭さに悪影響は与えておらず、全体として再生音はクリア。全体のバランスとしては、低域がやや強めになっているが、前述の通り“ボワっと膨らまない節度のある低域”であるため、決して下品なサウンドにはなっていない。
プラスチック筐体の鳴きもあまり感じられず、抜けの良いクリアなサウンドに、重低音で迫力がプラスされている。そのプラス度合いに、TDKブランドらしいセンスの良さを感じさせる。低価格であり、プラスチック素材なので触れるとあまり高級感は無いが、音を聴くとマニア好みの完成度の高いサウンドが楽しめる製品だ。