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iPadから操作するスイッチャー「LiveWedge」、録画対応など大幅アップデート

 Cerevoは3日、タブレットから操作でき、ネットの動画配信などで活用できるスイッチャー「LiveWedge」に、録画機能などを追加する新ファームウェア「Rev.1362」を公開した。無償でアップデートできる。

LiveWedge

 ファームアップにより、本体に挿入したSDカードに録画が可能になる。録画操作は、同日に公開したiPad向けアプリ「LiveWedge App」の最新バージョン「1.4」以降から可能。

iPad向けアプリ「LiveWedge App」バージョン1.4の画面。録画ボタンが用意されている
録画設定

 なお、ライブ配信、タブレット・プレビュー、録画はいずれか1つの排他仕様となる。Cerevoのライブ配信機器「LiveShell PRO」と HDMIスプリッタを組み合わせれば、外部メディアへの録画、もしくはiPadでのプレビューと、ライブ配信を併用できる。

 録画コーデックは、映像がMPEG-4 AVC/H.264 High Profile、音声がAAC-LC。解像度は1080p/720p/480pをサポート、フレームレートは20/24/30pまで対応するが、1080時は最大20fpsとなる。コンテナ形式はMP4。

 ビットレートは1080pが10/13/15Mbps、720pが6/8/10Mbps、480pが2/4/6Mbpsから選択可能。1ファイルの録画最大容量は4GB、または150分まで。それを超える場合は分割して保存される。

LiveWedge App本体の画面
録画設定
インターネット経由でのファームアップも可能に

 従来のファームアップはSDカードを用いていたが、新たにインターネット経由でのアップデートにも対応。Rev.1362以降を適用したLiveWedgeで、次回のアップデートから利用可能。

 さらに、本体の「EDIT」機能に「SUB MODE」などを追加。PinP(小画面)とクロマキーの操作が本体から可能になる。

PinPとクロマキーの操作が本体から可能に

(山崎健太郎)