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ドルビーの次世代オーディオ「AC-4」がソニーとVIZIOで採用へ

 Dolby Laboratories(ドルビー)は14日(米国時間)、次世代の放送サービス向けのマルチチャンネル対応音声フォーマット「AC-4」の普及に向け米VIZIOとソニービジュアルプロダクツと提携したと発表した。

2015 NABにおける「Dolby AC-4」のデモ

 AC-4はDolbyの次世代音声フォーマットと位置づけられ、音質を従来から落とさずに50%以上まで圧縮効率を上げられるという。これにより、1チャンネル当たりの帯域が抑えられ、放送やストリーミングサービス音声の効率化や多チャンネル化などを容易とする。また、オブジェクトベースのオーディオ機能も備えている。

 ドルビーでは、放送事業者やストリーミングサービス事業者と連携するとともに、VIZIOやソニービジュアルプロダクツなどと連携し、導入を進める。2017年発売の民生テレビでの導入に向け、AC-4の技術提供を進めているという。

 AC-4の中核技術は、欧州電気通信標準化機構(ETSI)の標準規格TS 103 190、DVBの標準規格TS 101 154として標準化されている。

(臼田勤哉)