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ソニー、4K有機ELマスターモニター「BVM-X300」のHDR対応を強化

 ソニーは、30型の4K有機ELマスターモニター「BVM-X300」を4月27日にアップデートし、新たにHDR方式として「Hybrid Log-Gamma(ハイブリッドログガンマ・HLG)」に対応した。

BVM-X300

 Hybrid Log-Gamma(ハイブリッドログガンマ・HLG)」は、NHKとBBCが開発し、電波産業会(ARIB)で標準化されたHDR方式で、特に放送での利用が想定されている。BVM-X300の最新ファームウェアVer.1.2では、HLG SG1.2(HDR)とHLG SG Variable(HDR)の2種類のHLG EOTF((Electro-Optical Transfer Function)をサポートした。

 加えて、入力信号フォーマットとして、Dual Link 1.5G(2K/HD)とXYZ信号への追加対応や、アスペクトマーカー、エリアマーカー、センターマーカーに対応。その他、コントロールパネルのLED 輝度に[中]の選択肢を追加、Gamut MarkerにType選択肢を追加、コントラスト/ブライトのリフト処理を追加などの改善を行なっている。

 BVM-X300は、29.5型/4,096×2,160ドットの有機ELパネルを採用したマスターモニターで、HDR映像制作に対応。価格は388万円。

(臼田勤哉)