ニュース
「ミッション:インポッシブル」最新作、10月にUHD BD化。デジタル配信が先行スタート
2025年8月20日 11:58
トム・クルーズのキャリアを象徴するシリーズの最新作「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」の4K Ultra HD Blu-ray&Blu-ray、DVDが10月17日に発売される。価格はUHD BD+BDがディスク3枚組で7,590円、BD+DVDもディスク3枚組で5.390円。発売・販売元はハピネット・メディアマーケティング。
またUHD BDなどの発売に先駆けて、8月20日からはデジタル配信がスタートしている。Prime VideoやApple TV、U-NEXTなどで配信されており、Prime Videoでは4K/HD/SD版の3形態で、いずれも2,500円。
2025年5月に公開されたシリーズ最新作。ここ数年、日本の映画市場は“邦高洋低”と言われ続けるなか、8月20日時点で興行収入52億円を突破し、今年の洋画作品No.1につけるヒットを記録。日本に“M:I旋風”を巻き起こした。
収録内容はUHD BD+BD、BD+DVDともに本編約169分と特典映像約57分。特典映像は舞台裏(飛行/深海/北へ/炭鉱/スコア)、編集映像(音声解説付き)、プロモ映像、ギャラリー。
音声特典としてクリストファー・マッカリー監督とトム・クルーズによる音声解説や、監督と編集、第一助監督による音声解説、アイソレーテッドスコアを収録。UHD BD版にのみ作曲家のマックス・アルジとアルフィ・ゴッドフリー、スコアプロデューサーのセシル・トゥルネサックによる音声解説も収録される。
トム・クルーズと制作陣の情熱あふれる特別映像公開
ディスク発売決定とデジタル配信を記念し、今作を象徴するスタントのひとつ「プロペラ機アクション」の裏側に迫った、トム・クルーズおよび制作陣の情熱あふれる特別映像も公開された。
映像は、ハリウッド初期に公開され、第1回アカデミー賞で作品賞と技術効果賞(当時)を受賞した、空中アクションの先駆け的サイレント映画『つばさ』(1927)にまで遡る。
この伝説的な映画が築いた歴史が、これまでの『ミッション:インポッシブル』シリーズや『トップガン』シリーズでトムが繰り広げてきた空中アクションの数々と重なり合い、約100年の歳月を超えてエモーショナルな輝きを放ちながら昇華されていく。
トムは「映画と技術の進歩を活用し、唯一無二で、また古典的な映像体験を観客に届ける。常に挑戦だ」と語り、その言葉からは映画が誕生以来脈々と受け継がれてきたエンターテインメントの真髄が垣間見える。
また、トムがプロペラ機の翼に足をかけて宙吊りになる姿も映し出され、『つばさ』へのオマージュと呼べるシーンから、空中アクションの変わらない魅力とレガシーが伝わる。さらに、観客へ究極の映画体験を届けるため、クリストファー・マッカリー監督をはじめ、プロデューサーを兼ねるトム自身が入念な準備を指揮。
撮影に耐えられるよう、機体全体を補強し、再塗装を施し、いくつものカメラを設置して画角を調整。また、動作確認のために3D アニメーションを用いてシミュレーションを行なうなど徹底した制作プロセスも収録されている。さらに、マッカリー監督自らが飛行中の機体上でテストを実施するという、映画作りへの執念を感じられるカットも映し出される。
続けて、上空2,400mの高度を時速225kmにも及ぶスピードで縦横無尽に飛び回るプロペラ機で、トムが超絶スタントを繰り広げる姿は「30年の軌跡の集大成だ。トムは観客のために最高の映像を作る決心をした」というマッカリー監督の言葉を雄弁に物語っているようにも受け取れる。