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オーテク、信号ロス・歪みを最小限に抑えた「FLUAT」スピーカーケーブル。5500円/1mから

オーディオテクニカは、Hi-Fiケーブルシリーズ「FLUAT」の新製品として、スピーカーケーブル「AT-SC500」を10月17日に発売する。1m/5,500円のケーブル切り売りのほか、Yラグ、バナナプラグ加工のモデルも用意する。

各ラインナップと価格は以下の通り。

【Yラグ→Yラグ】
AT-SC500YY/2.0(2m) 55,000円
AT-SC500YY/2.5(2.5m) 60,000円
AT-SC500YY/3.0(3m・受注生産) 66,000円
AT-SC500YY/4.0(4m・受注生産) 77,000円
AT-SC500YY/5.0(5m・受注生産) 88,000円

【バナナ→バナナ】
AT-SC500BB/2.0(2m) 55,000円
AT-SC500BB/2.5(2.5m) 60,500円
AT-SC500BB/3.0(3m・受注生産) 66,000円
AT-SC500BB/4.0(4m・受注生産) 77,000円
AT-SC500BB/5.0(5m・受注生産) 88,000円

【バナナ→Y】
AT-SC500BY/2.0(2m) 55,000円
AT-SC500BY/2.5(2.5m) 60,500円
AT-SC500BY/3.0(3m・受注生産) 66,000円
AT-SC500BY/4.0(4m・受注生産) 77,000円
AT-SC500BY/5.0(5m・受注生産) 88,000円

【Y→バナナ】
AT-SC500YB/2.0(2m) 55,000円
AT-SC500YB/2.5(2.5m) 60,500円
AT-SC500YB/3.0(3m・受注生産) 66,000円
AT-SC500YB/4.0(4m・受注生産) 77,000円
AT-SC500YB/5.0(5m・受注生産) 88,000円

【切り売り】
AT-SC500 1m/5,500円

「FLUAT(フリュエット)」シリーズは、音の本質を追求するトランスデューサーメーカーとしての技術と哲学を、ケーブルというかたちで結晶化させたHi-Fiオーディオケーブル。

信号ロスや歪みを極限まで抑えるため、線材・素材・構造・設計思想のすべてをゼロベースで見直すことで、理想的な信号伝送を実現。「音楽が持つニュアンスや空気感まで、ありのままに届けること」を目指したという。

今回、新たにラインナップに加わる「AT-SC500」は、シリーズの中でもスタンダードラインに位置するモデルとなる。

Yラグ→バナナ

導体は、力感のある低域表現と広大な音場を実現するPCUHD(Pure Copper Ultra High Drawability:高純度無酸素銅線)と、純度99.99%(4N)&酸素含有量10ppm以下の無酸素銅線HYPER OFCを組み合わせたハイブリッド仕様。

さらに被覆には、オーディオテクニカ独自のHeat Relieve(ヒートリリーブ)処理を実施。

導体や製品外観にダメージを与えることなく、絶縁体やPVCシースなど、樹脂に残る残留応力だけを効果的に取り除く高温熱処理を行なうことで、音質傾向はそのままに、情報量などの基本性能を一段上のレベルへ昇華。「つぶれていた音が分離して、一音一音ほぐれることで開放的な音場が広がる」という。

Yラグおよびバナナプラグ加工のモデルには、冷間圧接による六角カシメを採用。

導線と端子の接続方法において、一般的なイモネジで導線を固定するプラグの場合、電気的な接触面が小さくなってしまう懸念がある。

本モデルでは、六角カシメを採用することで、導線と端子を高圧力で押しつぶすことで接触面積を最大化し、接触抵抗の低減を実現。また、接続部が空気に触れにくいことで導線の経年劣化を抑える効果もあるとのこと。3トン以上の力を加えられるプレス機械と、その操作技能をもった職人の手によって加工している。