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キヤノンの歴代カメラがカプセルトイに。'26年2月発売

Canon ミニチュアカメラコレクション

キヤノンのカメラとレンズが、バンダイのリジナルカプセルトイブランド「ガシャポン」とコラボ。キヤノンの歴代名機5種をラインナップし、2026年2月より全国のカプセル自販機で販売される。価格は1回500円。ガシャポンオンラインにて、10月10日11時より先行予約も開始する。

ラインナップは、「IV Sb(4Sb)型+Serenar 50mm F1.8 I」「7S型+CANON 50mm F0.95」「F-1+FD55mm F1.2 S.S.C. ASPHERICAL」「EOS 5D Mark II+EF24-70mm F2.8L USM」「EOS R1+RF70-200mm F2.8 L IS USM Z(ホワイト)」の全5種。

デザインに細部までこだわったとし、カメラ本体とレンズは組立式仕様となっている。

ミニチュアになったカメラの特徴

IV Sb(4Sb)型(1952年12月発売)

この形式の機種としては、世界で最初にスピードライト(別称ストロボ)に同調するX接点を装着した機種。

機能精度、仕上げ程度も最良で日本のカメラ史上に残る名機とうたわれた。IV S型の発展型後継機種として位置付けられた高級機でフラッシュシンクロは、FPとXの2接点方式。

7S型(1965年4月発売)

キヤノンの高級35mm一眼レフカメラは、キヤノンフレックスに始まるRシリーズからFLシリーズへと進み、この7S型と同時発売になったユニークなTTLマニュアル測光のペリックスを含めて、既に7機種を市場に送り届けていた。かかる、市場での距離計連動カメラの先細り傾向の中で7S型は7型の後継機として発売された。標準型(ハンザ・キヤノン)に始まるキヤノン距離計連動式の高級35mmカメラの歴史は、32年という時を刻み多くのユーザーに支えられながら、さまざまな事象に遭遇し数多くの心に残る名作を写真記録として捉えながら終焉を迎えたのであった。

F-1(1971年3月発売)

5ヵ年の歳月、数十台分の開発費に匹敵する膨大な投資と労力、キヤノンの技術の総力を結集して誕生した最高級の35mmシステム一眼レフカメラ。最高の画質性能を発揮する新FD交換レンズ群、マウントを変えずに、あらゆる測光露出制御方式に対応できる各種の連動・自動補正機構を装備したFDマウントを新開発、カメラ史上初の完全無人自動撮影のシステムを始めとする多数のシステムアクセサリーは、ボディ間とで無調整、即時互換性の機能を備えていた。酷使に耐え信頼性あるカメラとして、プロカメラマンを始めとする多くの写真愛好家に受け入れられた。

EOS 5D Mark II(2008年11月発売)

35mmフルサイズCMOSセンサーをハイアマチュア向けにいち早く採用し、市場から長い期間に渡り評価を得ているデジタル一眼レフカメラ「EOS 5D」(2005年10月発売)の後継機種である。新開発の約2110万画素・35mmフルサイズCMOSセンサーは、優れた解像感と豊かな階調を備え、さらなる高画質を実現している。技術面では、EOSシリーズ初となるフルHDでの動画撮影機能や、3種類のAFモードを備えたライブビュー撮影機能、レンズ周辺光量補正機能など、デジタル一眼レフカメラによる撮影領域をさらに拡げる機能を豊富に搭載している。

EOS R1(2024年11月発売)

新開発の映像エンジンシステム「Accelerated Capture」を搭載し満を持して「EOS R システム」初のフラッグシップモデルとして発売された。「EOS-1D X Mark III」(2020年2月発売)の高信頼性・高耐久性を継承しながら、高い撮影性能を兼ね備えている。映像エンジン「DIGIC X」に加え、新開発の映像エンジン「DIGIC Accelerator」と裏面照射積層CMOSセンサーの組み合わせによる新たな映像エンジンシステム「Accelerated Capture」やディープラーニング技術の活用により、フラッグシップ機として求められる静止画・動画性能を実現している。プロの高い撮影ニーズに対応した一台。