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レグザ、壁との隙間0.5センチ以下の壁掛けユニット。26年初頭に発売へ

TVS REGZAは、55型から116型までのレグザを壁掛けできる専用ユニットを、2026年初頭に商品化することを明らかにした。大型レグザ購入者の中で伸長している“壁掛け需要”に対応する。

開発中の専用ニットで壁掛けしたもの

現在レグザはZ9(Z970R)、Z8(Z875R)、Z7(Z770R)、M5(M550R)、E6(E670R)、E3(E350R)シリーズで75型以上の“ビッグサイズレグザ”を発売している。20日に発表された日本初のRGBミニLED液晶テレビ「116ZX1R」を加えると、全7シリーズ・16機種ものラインナップを揃える。

テレビの大型化は、ハイセンスやTCLなど他メーカーでも顕著になっており、TVS REGZA調べおよび予測によれば、「2026年には4Kテレビの台数構成比の約3割が75型以上になる」と見込んでいる。

75型以上の“ビッグサイズレグザ”

インチサイズの大型化に合わせ、テレビの設置スタイルにも変化が表れている。75・77型サイズのテレビ購入者の23%、85型以上のサイズのテレビ購入者の60%が壁掛け設置を行なっているそうだが、レグザ購入者の場合は全社が約30%、後者が約70%と壁掛け比率が高いという。

レグザブランド統括マネージャーの本村氏は、「テレビの大型化、そして壁掛け需要の高まりに合わせた、スタイリッシュな壁掛けユニットが求められている。部屋の外観やデザインだけでなく、実は壁掛けは、壁の補強やテレビの取り付けを専門業者が行なうため、万が一の時にも倒れにくく安全」と、専用ユニットの必要性と壁掛けのメリットを話す。

レグザが26年初頭の商品化を目指しているのは、壁との隙間を0.5センチ以下で設置できるという「レグザすっきり壁掛けユニット」(仮)。

従来も壁掛けユニットの場合、壁との隙間が10センチ程度あり、壁にぴったりというものではなかった。新ユニットでは金具の構造やデザインを見直すことで、強度と意匠を両立。ネオジウムマグネットを活用するなど、取り付けもシンプルな仕組みとした。

開発中のユニットは「85型~55型用」と「116型~65型用」の2タイプとのことだ。

2タイプのユニットを開発中
試作のユニット