ニュース

「国宝」が邦画実写で歴代興収1位。22年ぶり「踊る大捜査線2」超え

「国宝」キービジュアル
(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025 映画「国宝」製作委員会

6月6日から公開されている映画「国宝」の最新興行収入が11月25日に発表され、24日までの公開172日間で観客動員数が1,231万人、興行収入が173.7億円を突破し、歴代興収ランキングで邦画実写作品第1位となった。

興行通信社による歴代興行収入ランキングでは、これまで2003年公開「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(興収173.5億円)が邦画実写第1位で、トップ作品が入れ替わるのは22年ぶり。

映画「国宝」は、吉田修一による同名小説を実写化した作品。原作者である吉田が3年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身作で、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記。

主演である稀代の女形・花喜久雄役を吉沢亮が、そのライバルとなる歌舞伎名門の御曹司・大垣俊介役を横浜流星が演じたほか、渡辺謙や高畑充希、寺島しのぶなど日本を代表する俳優陣が出演している。監督は「フラガール」の李相日、脚本は「サマー・ウォーズ」の奥寺佐渡子。