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「ライカM11でライカスマホを撮影せよ」。初心者がレンジファインダーで取材してみた
2025年3月14日 13:30
ライカと共同開発したカメラシステムを搭載し、望遠で約2億画素を実現したスマートフォン「Xiaomi 15 Ultra」などが発表されたシャオミ・ジャパンの新製品発表会。「せっかくならライカM11でライカスマホを撮影してくれば?」と編集長から命を受けて参加してきたので、その成果をお届けする。結論としては筆者の腕ではライカM11を仕事で使うのは時期尚早。とても難易度の高いミッションだった。
事前にメディア向けに新製品の内容が告知されていたわけでは無いが、先行して海外で発表されていたXiaomi 15 Ultraの国内投入は確実視されていた今回の発表会。筆者は昨年、私物としてライカM11+SUMMICRON-M f2.0/50mmを購入していたこともあり、「ライカでライカスマホを撮影する」というミッションが与えられた。
というわけで発表会にライカM11を持って参加。ライカ共同開発のカメラシステムを採用したXiaomi 15 UltraとXiaomi 15を中心に合計58カットを撮影してきた……のだが、取材を終えて撮影データを見返すと絶妙にピンボケしている写真ばかりで、掲載に耐えられる写真はわずか9カットという散々な結果になってしまった。マニュアルフォーカス操作、もっと精進します。
失敗の大きな要因はレンズの絞りを全開放で撮影してしまったこと。会場はそこまで明るくなく、6,030万画素という高画素センサーを搭載するライカM11では、あまりISO感度を上げるとノイズが気になってしまう。手ブレ補正機能も非搭載なので、極端にシャッタースピードを下げると手ブレも起きてしまう。
そうなると明るさを稼ぐには絞り開放で撮影するしかないと思った結果、シビアなピント合わせでミスを連発してしまった。思い返せばポケットにLEDライトを忍ばせていたので、それを使うだけでも違ったのに……。
ほかにも関係者でごった返す会場で「カメラを守らねば!」と必要以上に気を張ってしまったり、ニュース記事用のカメラと2台持ちで単純に荷物が重かったりと、フィジカル・メンタル両面で負荷がかかった結果、成果はわずか9枚に。そんな筆者の汗の結晶(?)の写真たちをお届けする。各製品の詳細は別記事ですでに紹介しているので、そちらをチェックしてほしい。