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星街すいせいが記者会見!? 新体制「Stadio STELLAR」で2年後に東京ドーム公演目指す

(C)Studio STELLAR (C)COVER

VTuber星街すいせいの個人事務所「Stadio STELLAR」設立の発表から一夜明けた3月23日、メディア向けの説明会が行なわれた。会場には、大型のディスプレイが用意され、星街すいせいと、フリーアナウンサーの藤井貴彦がMCとして登壇した。

既報の通り、星街すいせい自身が日々の配信、音楽活動、メディア出演、グッズ展開などのソロ活動を、よりダイレクトかつ自由な発想で展開していくための拠点として、個人事務所「Stadio STELLAR」設立。ホロライブへの所属も継続し、これまで通りホロライブタレントとのコラボ配信や、全体ライブへの参加も予定している。

VTuberが記者会見「こういうこともするんだよ」

この発表が行なわれた、3月22日にYouTubeで配信された8週年アコースティックLIVEは、同時接続者数が15.5万人を記録。個人事務所の設立という大きな発表から一夜明けて、今どのような気持ちかという問いから始まった。

会場の様子
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藤井貴彦アナウンサー

星街:率直に正直に言うと、ほっとしています。長い間準備していたものがようやく皆さんにお披露目することができて、無事発表することができたというのが本当に一番嬉しかったなという、安心したというところです。

今回の発表は、どのような受け取り方をされるのかという点でやっぱり未知なところがありましたので、あのライブが終わってから一生懸命エゴサしました(笑)。皆さんからいただいているコメントをたくさん読んで、概ね『おめでとう』といただいていて、本当に嬉しかったです。

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今回のメディア説明会の開催についても、新たな取り組みだという。

星街:VTuberが記者会見をするっていうのはなかなか見ない光景なんじゃないかと私は思っていて、それがまた面白いかなと思っているのと、新しい挑戦を今後していく上で、『こういうこともするんだよ』『こういうこともあるんだよ』という例を挙げる上で、(メディア説明会を)今やるのはアリだなということで、スタッフさんと相談して決めました。

8周年アコースティックライブは「今までの音楽に浸ってもらえるような構成」

続いて、アコースティックライブの振り返りに。藤井アナウンサーから、ライブ構成やアレンジにどのような思いを込めたのかという質問を受けると、ライブ開催そのものが直前に決まったことを明かした。

星街:今回、8週年という大きな節目で大きな発表をさせていただくということで、それに向けてどのようなコンテンツをお出しするかということを考えたときに、今までの軌跡みたいなものを振り返れるようなライブをするのが1番良いのではということで、8年を思い返せるようなエモーショナルな雰囲気を作れたのではないかと思います。

藤井アナウンサーが「8年前から応援している星詠みの皆さんは涙した方もいるのではないか」と、ライブの際に後ろに流れていた映像について触れると、次のようにコメントした。

星街:私自身も実は当日まで後ろに流れる映像がどんなものか知らなくて、リハで見て『エモいじゃん』『すごい、これみんな泣いちゃうよね』とか言いながら見ていました。是非とも皆さんにも今までの色々なことを思い返しながらライブを見ていただきたいなと思っています。

アコースティックで表現した理由については、「いつもとはちょっと違う空気感や、今までの音楽に浸ってもらえるような構成にすること」を目指したのだという。

ここで藤井アナウンサーが、VTuberの「重大発表」というワードのマイナスなイメージを捉える人もいることを踏まえて、今回の発表をした瞬間の気持ちを尋ねる。

星街:これまでの、昨夜までの私の言動などで、多分ファンは“重大発表”という文字を見て、『辞めるのか』『卒業なのか引退なのか』みたいなことは過らないだろうと、信じていたところがありました。『これからも歌っていくからね』『ドーム目がけて頑張っていくからね』と言葉にしてきたので、この“重大発表”という言葉がどのような意味をもちのか、ワクワクしながら待っていて欲しいなとは思っていました。その上で、前向きなサプライズができたのでは、と私は思っています。

「渋谷という街がすごく好き」巨大広告に込めたメッセージ

話題は渋谷駅前に展開されている巨大広告へ。綴られているメッセージは、スタッフと一緒に考えた内容だという。

渋谷駅前に登場した巨大広告
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「星街すいせいの物語は始まったばかり。バーチャルカルチャーもまだまだここから。表現者を志す誰かにとって、この姿が当たり前の選択肢になるまで。今日も明日も、この身体で、この世界を、生きていく」というコピーが綴られている
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フラッグも掲出され、渋谷をジャックしているような形に
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星街:VTuber文化は、色々な先人たちがいらっしゃって、こうして今の私達が居るんですけども、今は世間から特殊なジャンルだと見られているところはあると思っています。ただ、私としてはこのVTuberだったり、バーチャルカルチャーというものはすごく面白くて、選択肢を広げるものだと思っていて、これから表現者……自分の中の何かを人に見てもらいたい、表現したいという子達の選択肢の中に入ったら良いなと。

そういう時代を作るためにも、私自身がもっともっと活躍していって、『バーチャルな存在って、リアルにも進出して、胸を遊佐ぶるんだぞ』という体験を皆さんにお届けし続けていきたいと思い、この言葉を掲げさせていただいております。

ゲリラライブや、AWAKE、ビーナスバグと「渋谷=星街すいせい」のイメージが強まったというコメントに対しては、「シンプルに渋谷という街がすごく好き」なのだという。

星街:私、田舎生まれなんですけど、本当に都会への憧れがすごくて。初めて友達に渋谷の街に連れてってもらった時に、色々な方がその場でパフォーマンスをしたりとか、路上ライブをやったりとか『え、今日って何かお祭りなの!?』というぐらい人がいっぱいいて、それがすごくびっくりしたんですよ。『すっごい楽しい場所なんだな、渋谷』と思って。

色々な夢を持ちながらパフォーマンスしてる人がその場にいたんだろうなと思うと、本当に私も『何者かをちゃんと目指したい』とか、そういう思いを抱かせてくれるような街だと思っているので、その“渋谷”を舞台に、『渋谷で何かやりたい』と言い出すことが多いかなと思ってます。

「Stadio STELLAR」はクリエイティブな秘密基地。東京ドーム公演は10周年を目標に

改めて「Stadio STELLAR」という“個人事務所”がどのようなものなのか問われると、星街は「やりたいことを実現するためのクリエイティブな組織」と表現した。

星街:今後の私個人の活動、配信とか、音楽活動、メディア出演、タイアップ、グッズ展開など、全てStadio STELLARを拠点に行なっていこうと思っています。これまでも、音楽活動をはじめ、本当に色々なことに挑戦させていただいたんですけれども、もっとダイレクトに自分のアイデアを反映させたり、スピーディーに形にしていきたいという思いが強くなっていったこともあって、こういう形で表現を突き詰めていけたらいいのかなと思っています。

なので、VTuber事務所を作るぞっていうより、私がこうやりたいことを実現するためのクリエイティブな組織というか、秘密基地みたいな。そのような場所にしていけたらなと思っています。

藤井アナウンサーが「その秘密基地は、星詠みの皆さんにとっても秘密基地になるということですか?」と聞くと、すいせいさんは「もちろんです」と応えた。

そして、少し踏み込んだ、今後のホロライブ、カバーとの関係についても。

星街:そこは皆さん本当に心配されているところだったのかなと思っていますので、しっかりと伝えさせていただきます。まずカバーの皆様、あとホロライブプロダクションのスタッフさんだったり、所属タレントには本当に感謝しています。

私が本当にぺーぺーで何者でもなかった頃に拾ってくれて、みんなで一緒に走り抜いてきた仲間だと思っているので、ホロライブさんとの関係性はこれからも大事にしていきながら、途切れさせずにやっていきたいという方向性を探っていきました。なので、これからもホロライブには名前を残そうと思っていて、ホロライブの星街すいせいとして活動は継続継続していく予定です。

メンバーとのコラボだったり、あとフェスですね。hololive fesという全体ライブなどにもできる限り参加していこうと思っています。個人の活動は今後Stadio STELLARで、と決定したのですけれども、カバーさんと話し合いを重ねて、暖かく背中を押していただいた感じですので、安心してどちらも応援していただけたら嬉しいです。

藤井アナウンサーが「ということは、今までのメンバーとのコラボレーションも今後も見られるということでいいですね」と重ねて確認すると、星街はは力強く「もちろんです。やらせていただきます」と応えた。

22日に行なわれたライブの感想コメントから、目標となっている東京ドーム公演について、「すいせいさんにとって、東京ドームというのはどういう場所でなぜ目標にされたのですか?」という質問に対して、

星街:まず武道館を目標にして、それが叶った後、次のもっと大きな壁と言うか、夢というか、そういうものを掲げないと、きっとこの物語は終わっちゃうのかもしれないと思いました。ファンのみんなとまた新たな夢を持ちたいという思いで、大きな会場として東京ドームを目指しています。

そこに藤井アナウンサーが「東京ドームはいつ頃を目指していらっしゃるのか聞いてもいいでしょうか?」と聞くと、「私今8周年なので、10周年とかには行けたら嬉しいですよね。あと2年でお願いします。本当に実はあの裏で決まってるんじゃないかとか噂されてたりもするんですけど、あの全く決まってませんので、あと2年で到達できたらいいな」と、2年後を目標とすると掲げた。

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個人事務所について、いつ何がきっかけで設立を考え始めたのかという質問が出ると、明確な時期はなかったという。

星街:漠然とやっぱり自分の中で次のステップって何なんだろう? っていうのはあって。武道館っていう大きな目標を叶えることができるとなった時点で、じゃあその次の自分の物語ってどうしていくべきなんだろう? っていうのはずっと考えていて。その中でカバーさんとも話し合って、色々な選択肢が目の前にある中で『じゃあ、これが1番いい形なんじゃないかな』っていうものを選んで、事務所設立という選択肢を取らせていただいたというところでした。

「実際に進み始めた時にご自身に不安はなかったですか?」と藤井アナウンサーに問われると、星街は次のようにコメントした。

星街:正直(不安は)あって、目の前に色々な選択肢があって、(個人事務所の設立は)その選択肢の中の1つだったので、他の選択肢の方が良かったんじゃないかとか、本当にこれで良かったのかな? みたいなのは、やっぱり準備していく期間で頭をよぎることがありました。

そういうときはね、神頼みなんですよね。おみくじ引いたら大吉だったんですよ。それで、これを信じるしかないなって思って。『Studio STELLARやっていくぞ』と、そこで覚悟を決められたところはあります。

藤井アナウンサーが「ちなみにどこでおみくじ引いたんですか?」と問うと、「え、どこだろう? 本当に街歩いていて、急に神社が出てきて『あ神社だ、ちょっとおみくじでも引いてくか』とそんなラフな感じで引いたら大吉だったんです」とたまたま通りかかった神社で背中を押されたことも明かした。

Stadio STELLARを通して、アーティストとしてどんな表現に挑戦していきたいか? という質問が飛ぶと「面白い表現に、これまで以上に納得いくところまで追い求めたい」と星街。

星街:星街すいせいならではだったり、バーチャルだからできることみたいな、そういう面白い表現に、これまで以上に納得いくところまで追い求めていきたいなと思っています。

自分の意思を反映し続けると尖りすぎちゃうことがあったりもすると思うんですけど、ある程度ポピュラーに。VTuberなどの枠にとらわれない、『すいちゃんってこんなこともするんだ』とテンションが上がるようなチャレンジをたくさんしていけたらなと思っています。

最後にファンに向けてメッセージを求められると、星街は「1人の表現者として、これからも自分の殻を破り続けてバーチャルカルチャーの新しい道になれるように全力でこれからも走っていきますので、これからの星街すいせいにも、ぜひ期待していただけると嬉しいです。本日は本当にありがとうございました」とコメントし、会見を締めくくった。