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薄さ7mm以下、28gのDAC兼ヘッドフォンアンプ。NiPO「COCOM1」

コンパクトなDAC兼ヘッドフォンアンプ「COCOM1」を、スマホに取り付けたところ

オリオラスジャパンは、NiPOのコンパクトなDAC兼ヘッドフォンアンプ「COCOM1」を25日に発売した。価格はオープンで、市場想定価格は47,300円前後。

NiPO(ライポ)は、中国・深圳を拠点とするオーディオブランド。モデル名のCOCOMは、Compact Companion Musicの略。モバイル端末とともに高音質を楽しむコンパクトで精巧な理想的なパートナーを目指して開発された。

より薄く、より軽く、より日常へ、をテーマとし、28gという軽量さと、7mm以下の極薄設計を採用。特殊なフレキシブルPCBを用いたOTGケーブルによって接続端子部も極小化。「スマートフォンを入れるポケットひとつで持ち運べ、取り出したら有線イヤフォンで高音質をシームレスに楽しめる、オーディオミニマリスト向けモデル」という。

28gという軽量さと、7mm以下の極薄設計を採用

USB信号のインピーダンスを高い精度でコントロールすることによりピュアな音質を最大化するため、電気特性を精密に管理するフレキシブル基板と統合設計。安定した信号伝送を確保しながら、正確なサウンドステージと優れた過渡応答を実現した。

一般的なスティック型ポータブルDACの部品点数は平均約200点だが、それを大きく超える約500点の内部部品を緻密に配置。「サイズを超えた圧倒的な高音質再生を実現する」という。

フェムト秒級超低位相デュアル水晶発振器である、米Accusilicon製「AS318-Lite」と、独自のフルシンクロナス動作を組み合わせ、デジタル信号のタイミングを高精度に制御。クロックジッターを抑え込んだ。

パナソニック、およびVishay製の軍用規格コンデンサーを複数採用。電源リップルと内部抵抗を抑え、瞬間的な電流供給能力を劇的に向上させることで、立ち上がりの俊敏な低域の制動力と、優れたドライブ力を獲得。

モバイル機器特有の電源ノイズや高周波干渉をクリーン化。各回路へ個別に超低ノイズ電源ICを配し、徹底した安定化を施すことで、相互の干渉がないSN比に優れた、深く静寂な背景とノイズのない高ディテールのサウンドを実現したとする。

NiPOの上位機種にも採用される特許構造CMMTと、オペアンプにはデュアルSGM8262を採用した。位相の乱れや過渡応答の劣化を抑え、信号の鮮度を保ったままスムーズに増幅するとのこと。DACチップは「AK4493SEQ」で、PCMは最大768kHz/32bit、DSDはネイティブDSD512まで対応する。

出力は3.5mmと4.4mm端子を備え、0.22Ωの出力インピーダンスと最大500mWの駆動力を実現。「鳴らしにくいイヤフォンやヘッドフォンだけでなく、高感度な一般的なイヤフォンなど幅広いモデルの周波数特性を崩さず引き出す」とのこと。

200組を超えるトランジスタペアを高精度にマッチングし、微小信号を緻密に電圧変換する自社開発フルディスクリート電流ミラーI/V変換回路を搭載する。DACから出力された電流信号を、情報量を損なうことなく高精度に処理する。

また、I/V変換、ローパスフィルター、電圧増幅を単一ステージで完結するシングルステージゲイン構成を採用。信号経路を最短化することで、不要な色付けや位相変化を抑えた。

接続しているモバイル端末に、最大PD60Wのパススルー急速充電に対応。パススルー充電中の音楽再生もできるため「使用後や充電のためにしまう必要はない」とのこと。

側面に物理ボタンを配置。装着中の無駄なバッテリー消費を抑える駆動切替スイッチや、ボリューム、メニューボタンなど全て一つの側面にまとめている。前面には0.8型のOLED液晶を搭載。リアルタイムでサンプリングレートやフィルター設定、ボリューム値などを表示する。

独自開発のFPC OTGケーブルを用意。端末と一体化し続ける構造とし、抜き差しの頻度そのものを減らして物理的な摩耗を抑制。製品寿命を劇的に伸ばしたという。USBコネクタ部は掴みやすい形状と特殊強化された内膜構造を採用。コネクタの抜き差し1万回、ケーブルの折り曲げ2千回以上のテストをクリアした。なお、基板の接続面は万が一のトラブル時にも容易に交換修理ができる設計になっているとのこと。

付属のメタルプレートのサイズに最適化した、N52グレードの高磁力ネオジウム磁石を本体に搭載。メタルプレートを貼り付けたスマホなどに、強力に固定できる。