アクシス、USBデジタル入力搭載のWadia製CDプレーヤー
-24bit/96kHz FLACなどに対応。USB入力を低ジッタ化
アクシス株式会社は、WadiaのCDプレーヤー「Wadia 381i」と「Wadia 381」を9月から発売開始した。上位モデルのWadia 381iはUSBデジタル入力端子を装備し、コンピュータからの高音質デジタル音源などを高品位に再生可能。価格はWadia 381iが131万2,500円、Wadia 381が102万9,000円。カラーはシルバーとブラックを用意する。
ブラックも用意 |
ディスクトランスポート部は、ビット読み取り精度を高めた新CDドライブメカニズムを搭載。カスタムマウント機構で機械的振動と電気的干渉を防ぎ、ドライブを収納している。音楽CDだけでなく、CD-R/RWの再生にも対応。MP3やWMAなどの圧縮音源に加え、ロスレスコーデックのFLACの再生も可能となっており、FLAC音源は24bit/96kHzまで再生可能という。
Wadia独自のデジマスターフィルターシステムも、バージョン2.5を搭載し、2基の高速DSPによる24bit処理により折り返しノイズを徹底的に排除。タイムドメイン処理により滑らかで応答処理に優れた音の表現力を持つとする。I/V変換ではS/Nを高めた「ワディア・スウィフトカレント3ディスクリート(SD-3D)」を搭載する。
CDトランスポート部とDACはクロックリンクされており、高精度のマスタークロックをDACに近接する位置に配備し、双方のクロックを一元管理することで低ジッタ化を徹底しているという。パワーアンプ直結を可能にする50dB可変のデジタルボリュームコントロールも装備。電源も新開発の低ノイズアナログ電源をトランスポート、DACの双方に分離して搭載している。
単体DACとしても利用可能で、3系統のデジタル入力(BNC×1、光デジタル×1、XLR×1)を装備。32/44.1/48/88.2/96kHzのデジタル入力に対応する。また、Wadia 381iはUSB入力も装備しており、44.1/48/96kHzのデジタル入力に対応。オーディオ専用のクロックの採用により、CDを上回る高品位HD音源配信などの新しいオーディオメディアにふさわしいクオリティでの再生が可能とする。
なお、Wadia 381に、381i相当のUSBデジタル入力とデジタル出力機能を追加するアップグレードも提供予定。価格は34万6,500円。
4系統のデジタル出力(ST、BNC、光デジタル、XLR)を装備。バランス(XLR)とアンバランス(RCA)のアナログ出力も装備する。消費電力は58W。外形寸法は432×420×184mm(幅×奥行き×高さ)、重量は25kg。
(2009年 9月 18日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]