ペガシス、「TMPGEnc Authoring Works 4」をアップデート
-AAC 5.1ch入力対応。「TMPGEnc KARMA..Plus」も
10月28日発表
株式会社ぺガシスは28日、Blu-ray/DVDオーサリングソフト「TMPGEnc Authoring Works 4」のアップデータを公開した。
「TMPGEnc Authoring Works 4」 |
最新Ver.4.0.7.32にアップデートすることにより、AAC 5.1ch入力に対応。MPEG-2 TSファイル内にAAC音声が含まれていた場合に、5.1chまでの同音声入力が可能になるという。これに伴い、AAC音声を読み込んだ際、クリップ情報の音声プロパティに音声チャンネル数を手動設定する機能を追加した。
そのほか、下記機能の修正などが行なわれた。
- 末尾が不正なMPEGファイルを読み込んだ際に、ストリームが無いと判断し読み込めない問題を修正
- MPEGデマルチプレクサで、先頭の有効パケットが見つかるまでの検索範囲を従来の倍にし、一部の読み込めなかったファイルに対応した
- DivX Ultra出力で複数トラックある状態なのにメニューウィザードでトラックメニューのみが指定できてしまう状況がある問題を修正
- メニュー編集でメニュー全体設定を開いた時にに、メニュー一覧からメニュー編集に画面が切り替わってしまう問題を修正
- メニュー編集のメニュー全体設定で表示チャプターを切り替えた時、メニューページ一覧のサムネイルの画像が正しく再表示されない問題を修正
- メニュー全体設定で、メニューの個別表示設定とリモコンメニューボタン動作のキャンセル処理で、変更された内容が正しく元に戻っていなかった問題を修正
- メニュー全体設定のチャプター設定で、メニュー表示のOn/Offを切り替えるとエラーとなる事がある問題を修正
- DVD-Videoのタイムコードの記載方法を修正し、タイムコードの扱いが正確なプレーヤーで再生時間が0.1%多く表示される問題を修正
- DVD-VideoモードからBDMVモードへクリップのコピーをクリップボード経由で行なうと、音声のエラープロテクション設定が正しく行なわれず、ベリファイエラーとなる問題を修正
- BDMVで空トラックへクリップをD&Dで移動させた際、MPEGプロファイル設定のコピーが不十分でトラック設定が不正になってしまう問題を修正
- 環境設定のプロジェクト標準設定-DivX設定-音声設定で、MP3音声のビットレートが正しく指定できなかった問題を修正
- バッチオーサリングツール内のオプションからヘルプファイルを開けない問題を修正
- カット編集画面で、範囲指定をした状態で音声フィルタ画面を開くと、カット編集画面の範囲指定とシークハンドルの位置がずれてしまう問題を修正
- カット編集画面で、範囲していた状態で音声フィルタを開き、時報軽減フィルタの設定を変更するとデッドロックしてしまうことがある問題を修正
■ TMPGEnc KARMA..Plusのアップデートも
「TMPGEnc KARMA..Plus」 |
また、動画管理ソフト「TMPGEnc KARMA..Plus」(製品版/体験版)のアップデータも同日公開。最新Ver.1.0.2.30にアップデートすることにより、ファイル出力設定にビットレート設定「VBR(1Pass)出力設定」が追加される。また、ファイル出力のカスタム設定に解像度「512×288(16:9)、512×384(4:3)」も追加される。
そのほか、下記機能の追加や変更などが行なわれた。
- プレーヤーウィンドウ設定に、「常にウィンドウで開く」及び「常に最前面で表示する」設定を追加
- マルチプレイモードにシングルリピート再生機能を追加
- フォーカス制御に失敗する場合がある問題を修正
- CUDAベンチマーク中は自動サムネイル作成が一時停止されるよう修正
- エクスプローラーからD&Dでプレーヤーに登録すると情報が表示されない場合がある問題を修正
- ストーリーサムネイル作成途中にライブラリからアイテムを削除するとプログレスバーの表示が不正になる問題を修正
- クイックプレビューのタイトルクリックサーチが動作しない問題を修正
(2009年 10月 29日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]