女性所有者の75%がBDレコーダに満足。オリコン調査

-「画質や操作性」で。観てみたいBDソフトは「音楽」


12月17日発表

 オリコン・リサーチ株式会社は17日、Blu-ray Discレコーダまたはプレーヤーを所有する20代~50代の女性を対象とした満足度調査の結果を発表した。所有する75.2%の女性がBDレコーダ/プレーヤーに「満足」としている。

 この調査は、オリコンとBDA(Blu-ray Disc Association)が共同で行なったもの。調査期間は12月4日~8日で、全国の20代~50代の女性社会人を対象にインターネット調査を実施。サンプル数は556名(20代が168人、30代が158人、40代が160人、50代が70人)。

BDレコーダ/プレーヤー満足度(出典:オリコンリサーチ)

 BDレコーダ/プレーヤーの満足度を聞いた質問では、「非常に満足」と回答した人が25.2%、「やや満足」と回答した人が50%となり、合わせて75.2%の人が「満足」と回答した。以下、「どちらともいえない」が14.9%、「やや不満」が6.7%、「非常に不満」が2.0%、「まだ使っていない」が1.3%と続いている。

 「満足」と回答した人の意見では、「画像の綺麗さが格別」、「解像度の高い美しい映像が再生され感動している」など、映像美に満足という人や、また「テレビと合わせて購入したので、操作が簡単」、「番組表から予約可能で、録るのも観るのも簡単」などという操作性や機能性を評価する人も多く、画質と操作性に評価が分かれていると分析している。

 BDレコーダ/プレーヤーでBDソフトを視聴したことがあるかという質問も実施。あると回答した人が50.2%、ないと回答した人が49.8%という結果となった。

 BDソフト鑑賞者を対象に、「BDとDVDソフトを比較した場合、総合的にどちらのほうが良いと感じているか」という質問も行ない、69.2%の人が「DVDより良い」と回答。内訳は、「とてもBDソフトがよい」が30.5%、「ややBDソフトがよい」が38.7%で、理由として、映像の綺麗さを挙げている人が多く見られた。

 そのほかの回答では「どちらともいえない」が25.4%、「ややDVDソフトがよい」が3.9%、「とてもDVDソフトがよい」が0.4%、「DVDソフトを利用したことがないからわからない」が1.1%となっている。


■ 今後観てみたいBDジャンルは「音楽」。'09年売上シェアとの相違も

 普段良く視聴するBD/DVDソフトのジャンル調査も実施。1位が「映画(洋画)」で74.2%の人が回答した。2位は「映画(邦画)」で65.9%、3位は「音楽(ライブ)」で49.8%となっている。また、今後BDソフトで視聴したいと思うジャンルを聞いた質問では、1位が「音楽(ライブ)」で66.7%の人が回答。2位は「映画(洋画)」で66.5%、3位は「映画(邦画)」で66.2%という結果となった。

 ただし、2009年度のBDソフトのジャンル別売上シェア(集計期間:2008/12/22付~2009/11/30付)を見てみると、「アニメ・特撮」が61.6%、「洋画」が27%で、女性層が望んでいるジャンルと売上シェアでは大きな違いが見られた。

 オリコンでは、今後BDソフト普及のために、「音楽」などのジャンルに女性ユーザーを取り込むことが重要と見ており、2010年1月にリリースされる「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」など、期待の高いジャンルのキラーソフトのリリースで、女性ユーザーを惹きつけることができるとしている。

上「普段よく見るDVDまたはBDソフト」、下「今後観てみたいBDソフトジャンル」(出典:オリコンリサーチ)ジャンル別売上シェア(出典:オリコンリサーチ)

(2009年 12月 17日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]