ユニデン、映像2系統同時出力対応の車載地デジチューナ

-miniB-CAS採用で、容積は従来比約70%。省エネも


4月26日発売

標準価格:オープンプライス


 ユニデンは、車載用地上デジタルチューナ「DTM420Z」を4月26日より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は46,800円。

 地上デジタル放送の12セグ/ワンセグ受信に対応した車載用チューナ。新たに映像2系統の同時出力に対応したほか、従来機種DTM410に比べサイズや重量を削減し、消費電力を抑えたことなどが特徴。

付属リモコン

 4チューナ/4アンテナ構成で、フィルムアンテナ4組が付属。各アンテナで広範囲から受信し、独立した4チューナ間で足りない映像情報を補間/合成してクリアな映像/音質を実現するという。EPG(1局表示)や字幕表示、緊急警報放送(EWS)にも対応。なお、データ放送や双方向サービスには対応しない。

 12セグの受信状態が悪くても、ワンセグに自動で切り替える機能を搭載。切り替えのタイミングは「ワンセグ優先」または「12セグ優先」に設定可能となっている。また、走行中のエリアに自動チューニングする「中継局サーチ機能」や、受信中の県域(広域)放送エリアを越えて隣接するエリアに移動した場合の「系列局サーチ」も搭載する。

 出力はコンポジットとアナログ音声で、フロントモニター以外にミニバンなどのリアモニターも想定した2系統同時の映像出力に対応した。なお、従来機種のDTM410で搭載していたD2端子は省かれている。

 新たに、SIM形状のminiB-CASカードを採用し、外形寸法は160×114×21.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約440gとなっている。また、消費電力は5.8W(待機時0.15W)で、約55%の省エネ化を実現した。リモコンやアンテナなどが付属する。



(2010年 4月 19日)

[AV Watch編集部 中林暁]