SCE、PS3で3Dゲームに対応にする新ファーム「3.30」
-対応ゲームは後日。リモートプレイがPCから可能に
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は22日、PlayStation 3(PS3)のシステムソフトウェアの最新バージョン3.30を公開。3D立体視ゲームに対応したほか、PSPに加え、リモートプレイでPCと接続する機能が追加された。
画面サイズの設定 |
なお、今回の「3.30」でゲームの3D表示に対応したが、4月22日の時点では今回のシステムを使ったPS3向け3Dゲームは発売されていない。SCEでは「3D立体視ゲームの発売予定については、改めて案内する」としている。
このアップデートにより、3D表示に対応したテレビとPS3をHDMIで接続すると、テレビのサイズを設定する画面が表示されるようになっている。これも3Dゲームの表示を効果的に行なうための設定となる。
3.30ではそれに加え、PS3を遠隔操作する[リモートプレイ設定]の[機器登録]内で、新たに[パソコン]が選べるようになった。今後発売されるソニーのPC「VAIO」でPS3のリモートプレイができるようになるという。詳細は5月以降にVAIOの公式サイトで発表される。
リモートプレイにパソコン追加 | リモートプレイの音声出力メニュー |
また、光デジタル音声の出力もブラッシュアップ。[ビデオ設定]の[BD音声出力フォーマット(光デジタル)]設定において、[ビットストリーム(ダイレクト)]、[ビットストリーム(ミックス)]が選択できるようになった。[ダイレクト]ではオリジナルのデジタル信号を優先して出力し、[ミックス]では、ボタンを押した際の音などの効果音と、作品の音声をミックスしてから、ビットストリームに変換して出力するようになっている。
ほかにも、ゲーム機能において、トロフィーの並べかえが可能になっている。また、未獲得トロフィーの表示が、従来の[???]から[隠しトロフィー]に変更されている。
(2010年 4月 22日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]