3Dテレビの世界出荷は2014年に4,290万台に
-2010年は340万台。DisplaySearch調査
7月28日(現地時間)発表
調査会社の米DisplaySearchは28日、2010年から2014年までの3Dテレビの出荷予測を発表した。2010年の全世界出荷予測は340万台で、2014年には4,290万台まで拡大すると予測する。
2010年に薄型テレビ市場の約5%という3Dテレビの構成比も、2014年には37%まで拡大するという。今後もテレビ製造メーカーからの新製品発売が続くと予測しており、同社の北米テレビ担当アナリストのPaul Gagnon氏は「2010年上半期に3Dテレビを発売したのはパナソニックとSamsungの2社だけだった。初期の動向を見ると、やや遅いペースではあるものの3Dテレビの立ち上げは、Samsungが2009年にLED液晶テレビを発表したときに似ている。北米での2010年の3Dテレビ出荷は200万台を超えるだろう」としている。
また、3Dテレビ拡大のための懸念事項としては、3Dコンテンツが少ない点や、プレーヤーの普及の遅れや北米と日本以外では3D放送が行なわれていない、3Dグラスが必要、などを指摘している。
(2010年 7月 29日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]