スタックス、新エレメント採用のイヤースピーカー
-10段階ヘッドバンド調整可能な「SR-507」。73,500円
スタックス(STAX)は、新しいサウンドエレメントを採用したイヤースピーカー「SR-507」を9月1日に発売する。価格は73,500円。利用には別途ドライバーユニットが必要で、SRM-600LIMITEDやSRM-006t/0007t Seriesなどが推奨されている。
コンデンサ型ヘッドフォンの新モデルで、新しいサウンドエレメント(発音体ユニット)を採用。従来は、振動板の面積をできるだけ有効に使えるようにシンプルな構造を採用していたが、新サウンド・エレメントでは従来の特徴を活かしながら、樹脂ケースでパッケージ化を実現した。これにより、音の濁りが減少し、より明確な定位感を向上できたという。
振動膜には温度や湿度による伸び、縮みが少ない新素材の薄膜を採用し、重厚で張りのある豊かな低音や繊細な高音を両立できるとする。
ヘッドバンド(アークアッセイ)は、STAX初の10段階クリック機構を採用し、最適なポジション調整が可能。側圧もソフトになったとする。イヤーパッドは羊皮を採用。高い通気性と柔軟性による頭部との装着感の改善を図るとともに、音の鮮度や品位の向上にも貢献しているという。
ケーブルには、幅広低容量ハイブリッドケーブルを採用。中芯腺には6N・Cu高純度軟銅線を採用。その外周に銀メッキ軟銅線を6本配置し、幅広の平行配置としている。これにより音の鮮度向上を図っている。
周波数特性は7Hz~41kHz、感度は101dB/100V r.m.s.入力/1kHz、インピーダンスは145kΩ/10kHz。ケーブル長は2.5m。ケーブルを除く重量は388g。
(2010年 8月 9日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]