日立、録画対応で省エネの「Wooo」新シリーズ

-HP07/H07/HP06の計9機種。42型プラズマも


録画対応「HP07」シリーズの32型「L32-HP07(B)」

 日立コンシューマエレクトロニクスは、薄型テレビ「Wooo」シリーズの新モデルとして、3シリーズ9モデルを2月上旬より順次発売する。サイズは、録画用の320GB HDDを搭載した液晶「HP07」シリーズが22~32型、HDD非搭載の液晶「H07」が19型~37型、250GB HDDを搭載したプラズマ「HP06」シリーズは42型の「P-HP06」を1機種。

 各モデルの発売時期、店頭予想価格は下表の通り。


シリーズ名パネルサイズ型番パネル
解像度
チューナ録画機能発売時期店頭予想価格
HP07液晶32型L32-HP07(B)1,366×768地デジ/BS/110度CS×2
320GB HDD
2月上旬115,000円前後
26型L26-HP07(B)95,000円前後
22型L22-HP07(B)2月中旬85,000円前後
H07液晶37型L37-H07(B)1,920×1,080地デジ/BS/110度CS×13月上旬130,000円前後
32型L32-H07(B)1,366×7682月上旬95,000円前後
26型L26-H07(B)75,000円前後
22型L22-H07(B)2月下旬65,000円前後
19型L19-H07(B)55,000円前後
HP06プラズマ42型P42-HP061,024×768地デジ/BS/110度CS×2
地アナ×1

250GB HDD
3月中旬150,000円前後



■HP07/H07シリーズ

録画非対応の「H07」シリーズ、37型「L37-H07(B)」

 録画対応のHP07シリーズは2系統の3波チューナを搭載。録画非対応のH07シリーズは、1系統の3波チューナを備える。アナログチューナは備えていない。全モデルにエッジ型のLEDバックライトを搭載。これにより、HP07シリーズは録画機能内蔵テレビにおいて、業界トップクラスの省エネを達成したという。

 さらに、「インテリジェント・オート高画質」機能も装備。視聴環境に最適なパネル制御を行ない、省エネ化を図るもので、効果の目安にできる「照明環境&エコ効果メーター」も備えている。

 一般家庭に適した輝度に設定して、消費電力を低減する低消費電力モードも装備。一定時間以上操作しないと、自動的に電源をOFFにする「無操作電源オフ」や、アンテナ信号や外部入力信号が一定時間以上無いと電源をOFFにしたり、スタンバイ状態にする事も可能。

 HP07シリーズには320GBのHDDを搭載し、録画にも対応。TSモード録画に加え、HDトランスコード/トランスレート技術の「XCodeHD」を搭載し、ハイビジョン解像度での長時間録画を実現。最大8倍の録画が可能な「TSX8モード」も利用できる。

 HDDカセット「iVDR-S」用「iVポケット」も装備。HDD容量を拡充したり、ダビング10にも対応するため、内蔵HDDの録画番組を「iVDR-S」へダビングする事もできる。

 再生時には独自のシーン解析アルゴリズムで、録画番組に自動的にチャプタを設定したり、スポーツ中継の見所を探しやすくする「シーンサーチ」などが利用可能。音声付きの1.3倍速早見再生、0.8倍のゆっくり再生にも対応。

 高画質画像処理技術として、「新Picture Master Full HD2」も搭載。シーンごとにノイズ成分を検出して効果的にノイズを抑える「アドバンスドノイズリダクション」、シーンごとに輝度分布を使った画像認識処理に、平均輝度レベルを分析する機能を加え、より効果的な階調処理を行なうことで表現力を向上する「アドバンストダイナミックコントラスト」や、「カラーリミッター」、色彩を改善する「3次元デジタルカラーマネジメント」などの高画質化技術で構成される。

 ネットワークサービスにも対応。専用ポータルWooonetに加え、「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」、「テレビ版Yahoo! JAPAN」の動画チャンネル、「ビデオ de メール」、「メッセージボード・サービス」などに対応。

 HP07シリーズはDLNAサーバー、クライアント機能に対応。H07シリーズはクライアント機能のみ対応。両シリーズとも、HDMI連携機能の「Woooリンク」にも対応。SDメモリーカードスロットも備え、静止画やAVCHD動画などを再生できる。

 リモコンは2011年秋より放送が開始されるBS放送にも対応した、「BS+」ボタンを用意。新たに開始される放送でも、ダイレクトに選局できるという。


 その他の仕様は下表のとおり。

モデル名L32-HP07(B)L26-HP07(B)L22-HP07(B)
パネルVATN
解像度1,366×768ドット
輝度400cd/m2300cd/m2
チューナ地上/BS/110度CSデジタル×2
内蔵HDD320GB
アンプ10W×2ch5W×2ch
スピーカー4.2×16cm×25cm×2
HDMI入力
(1080p対応)
3系統(ARC対応)2系統(ARC対応)
入力端子D4×1、S映像×1
コンポジット×3
アナログ音声×3
D4×1、コンポジット×2
アナログ音声×2
出力端子コンポジット×1
光デジタル音声×1
ヘッドフォン出力×1
消費電力83W68W49W
年間消費電力量62kWh/年54kWh/年46kWh/年
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
(スタンド含む)
772×239×532mm639×217×450mm535×202×388mm
重量(スタンド含む)11kg10kg6.6kg

モデル名L37-H07(B)L32-H07(B)L26-H07(B)L22-H07(B)L19-H07(B)
パネルIPSVATN
解像度1,920×1,080ドット1,366×768ドット
輝度450cd/m2400cd/m2300cd/m2250cd/m2
チューナ地上/BS/110度CSデジタル×1
内蔵HDD
アンプ10W×2ch5W×2ch
スピーカー4.5×12cm×24.2×16cm×25cm×2
HDMI入力
(1080p対応)
3系統(ARC対応)2系統(ARC対応)
入力端子D4×1、S映像×1
コンポジット×3
アナログ音声×3
D4×1
コンポジット×2
アナログ音声×2
出力端子光デジタル音声×1
ヘッドフォン出力×1
光デジタル音声×1
ヘッドフォン出力×1
消費電力85W72W58W36W33W
年間消費電力量69kWh/年52kWh/年45kWh/年34kWh/年33kWh/年
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
(スタンド含む)
895×279×603mm772×239×532mm639×217×450mm535×202×388mm462×202×344mm
重量(スタンド含む)15.5kg10.8kg9.8kg6.4kg5kg



■HP06シリーズ

プラズマの42型「P42-HP06」

 解像度1,024×768ドットのプラズマパネルを採用した、42型モデル。チューナは3波を2系統装備。地上アナログチューナも1系統備えている。パネルは「ダイナミック・ブラックパネル2」で、高い発光効率が特徴だという。

 録画機能も備え、250GB HDDを搭載。「XCodeHD」も採用し、最高8倍録画も可能。iVDR-S用のiVポケットも備えている。

 再生時の機能や高画質技術、ネットワークサービス対応など、そのほかの主な機能はHP07シリーズと同じ。DLNAクライアント、サーバー機能にも両対応する。


モデル名P42-HP06
パネルダイナミック・ブラックパネル2
解像度1,024×768ドット
コントラスト比200万:1
チューナ地上/BS/110度CSデジタル×2
地上アナログ×1
内蔵HDD250GB
アンプ10W×2ch
スピーカー4.2×16cm×2
HDMI入力
(1080p対応)
3系統
入力端子D4×1、S映像×1
コンポジット×3
アナログ音声×3
出力端子コンポジット×1
光デジタル音声×1
ヘッドフォン出力×1
消費電力215W
年間消費電力量153kWh/年
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
(スタンド含む)
1,045×356×731mm
重量(スタンド含む)29kg


(2011年 1月 6日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]