フォステクス、「G1300」と「CW200A」に黒系の新色

-「G1300」のピアノブラック仕上げは100台限定


「G1300」のピアノブラック(PB)モデル

 フォスター電機 フォステクスカンパニーは、ブックシェルフスピーカー「G1300」と、アクティブ・サブウーファ「CW200A」に新カラーバリエーションを追加する。発売時期はどちらも1月末。「G1300」にはピアノブラック(PB)、「CW200A」にはグロッシーブラック(GB)を用意し、価格はG1300(PB)が1台157,500円、CW200A(GB)が41,790円。

 なお、G1300(PB)は限定100台(50ペア)。どちらのモデルも、価格は従来カラーと同じ。



■G1300(PB)

 「G1300」は2ウェイ・2スピーカー、バスレフのブックシェルフスピーカー。発売から4周年になることを記念し、特別カラーのピアノブラックが限定で発売される。仕上げ以外の仕様は従来カラーと同じ。

 ツイータは20mmリッジドーム型で、振動板には純マグネシウムを採用。「肉声の実体感とピンポイント音像定位を実現するため」として、クロスオーバー周波数は1.6kHzとし、20mmのドー ムツイータとしては広帯域を担当する。

 ウーファは130mm径で、HP振動板を採用。HR形状で構成している。振動板の素材は繊維同士の強い結着力を持つバナナパルプをベースに、独自の抄紙技術により高弾性カーボンなど、数種類の新素材を配合。磁気回路には120mmのフェライト磁石を使っている。

 再生周波数帯域は50Hz~55kHz。インピーダンスは6Ω。外形寸法は191×228×396mm(幅×奥行き×高さ)。重量は11kg。エンクロージャにはブナ合板とMDF合板(裏板)を使用。仕上げにはブナ柾目天然突き板を使っている。



■CW200A(GB)

「CW200A」のグロッシーブラック(GB)モデル
背面。スピーカー入力も備えている

 前面バッフル板に「グロッシーブラック」を採用したのが特徴。光沢仕上げとなっている。それ以外の仕様は従来カラーと同じ。

 20cm径ユニットを搭載した密閉型サブウーファ。BKPパルプとケプラーの混抄による高剛性振動板を採用し、高能率を確保。エッジにはSBR系発泡ゴムを使用し、固有音を低減。リアルな低音再生ができるとしている。

 内蔵アンプの実用最大出力は110W(4Ω時)。出力音圧レベルは90dB/W(1m)。既存のスピーカーシステムに追加可能で、GX103/GX102のサブウーファとしても利用できる。この場合、スピーカーとアンプの結線は通常に行ない、L/R側スピーカー端子より、CW200Aのスピーカー入力に接続する方式(アドオン方式)での利用を薦めている。

 組み合わせるスピーカーシステムに合わせて、ローパスフィルターのクロスオーバー周波数を、50Hz~150Hzの範囲で連続的に調整可能。クロスオーバーポイントの遮断特性は、アドオン使用の際に最も自然に合成される12dB/octに設定し、500Hz以上の不要帯域は18dB/octで遮断しているので、クリアな音場再生ができる。

 スピーカー入力のほか、LINE入力とスピーカー出力を搭載。消費電力は75W。外形寸法は300×390×320mm(幅×奥行き×高さ)、重量は15.5kg。



(2011年 1月 19日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]