ソニーのヘッドフォン/イヤフォンで“涼音”を体験

イベントで案内役を務める浴衣姿の「スマホでいい音聴かせ隊」

　ソニーは既報の通り、スマートフォン用ヘッドフォンでオリジナル音源を試聴できる「涼音 体験イベント」を7月22日より順次東京と大阪で行なう。初日の会場であるヨドバシAkiba前のスペースで、このイベントを体験した。

　「涼音 体験イベント」は、同社スマートフォン用ヘッドフォンの音質に満足できなかった場合、購入代金を全額返金する「ソニースマートフォン用ヘッドフォン音質保証キャンペーン」(7月22日～8月31日)の実施に合わせて開催されているもの。

　キャンペーンの対象製品はMDR-EX60IP、MDR-XB21IP、MDR-XB41IP、MDR-ZX300IP、MDR-ZX700IP、DR-EX62VP、DR-ZX302VP。来場者は実際にこれらのヘッドフォンを試聴でき、サウンドプロデューサーのジョー奥田氏がこのイベントのために制作した音声コンテンツ「涼音」が楽しめる。

■ 涼しげな夏の音を体感

　会場は、屋根の下とはいえ、肌寒かった前日から一転して夏の暑さに戻りつつあるヨドバシAkiba前。そんななかで、浴衣姿の「スマホでいい音聴かせ隊」がスタンバイ。イヤフォン/ヘッドフォンを体験するには、まず「スマートフォンを持っているかどうか」、「普段聴く音楽のジャンル」といった彼女たちの質問に答える。この回答によって、おすすめのイヤフォン/ヘッドフォンを体験できる。もちろん、希望があればおすすめと別のモデルで聴くことも可能だ。

　プレーヤーは、「スマホでいい音聴かせ隊」が持っているXperiaを利用。「涼音」は2種類用意されており、世界各地で録音した自然音をミックスした音と、夏の風物詩の花火を楽しむ様子を再現した音を聴ける。なお、手持ちのスマートフォンなどで音楽を聴くことも可能。

「スマホでいい音聴かせ隊」の質問に答えると、おすすめのイヤフォン/ヘッドフォンを教えてくれる	会場には、キャンペーン対象製品のスマートフォン向けイヤフォン/ヘッドフォンを用意	返品したい場合に使える応募用紙も会場で配られる

　「涼音」は、フィールドレコーディングのプロであるジョー奥田氏が制作。奥田氏は'80年に渡米して以来、プロドラマーとして活動しているほか、スタジオ・ミュージシャンとしてシーナ・イーストンをはじめ数多くのレコーディングに参加している。藤本健氏の連載でも以前インタビューを行なっている。

　「奄美大島の波音」をカナル型(耳栓型)の「DR-EX62VP」で試聴。フィールドレコーディングならではの広大な音場で再生音が楽しめ、ステレオイヤフォンで聴いているのを忘れそうになるほど音が様々な方向を飛び交う。また、「自宅で楽しむ、花火鑑賞」では、家の間近で花火大会が行なわれていると錯覚するほど迫力のある音が楽しめた。いずれも、都会の真ん中にいながら、自然に囲まれた夏ならではの涼しさを味わえる音声だ。

　体験したイヤフォンが気に入ったら、会場のすぐ近くのヨドバシAkibaで製品を購入できる。4Fのヘッドフォン/イヤフォン売場にも、今回のキャンペーン内容が案内されているとのことだ。

　このイベントは今後も引き続き行なわれ、7月29日、30日には有楽町にて、8月5日～6日には渋谷、8月19日～20日には大阪の梅田で体験できる。詳細はイベント情報サイトにて。

「奄美大島の波音」	「自宅で楽しむ、花火鑑賞」	普段からウォークマンを使っているというこの男性。高解像度を特徴とするヘッドフォン「MDR-ZX700IP」の音に感心していた