アップル、iCloud/無線LAN同期対応のiTunes 10.5を公開

-iOS 5搭載iPhoneやiTunes in the Cloudに対応


iTunes 10.5のアップデート内容

 アップルは、iTunesの最新バージョンとして、クラウドサービスの「iCloud」に対応した「iTunes 10.5」を公開した。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5以降。

 アップデートを行なうと、新機能の「iTunes in the Cloud」が利用できる。iTunes で購入した音楽やテレビ番組がiCloudに保存され、対応iPhoneなどで外出先からでも無料で再生できるというもの。

 「自動ダウンロード」機能を使い、iPhoneやパソコンのiTunesで音楽を購入すると、その音楽のコピーが同じユーザーの他のパソコンやiOS端末に自動的でダウンロードされる。過去に購入した音楽やテレビ番組、アプリ、ブックを無料で再ダウンロード可能。ただし、以前に購入した項目がiTunes Storeに無い場合はダウンロードできない可能性があるとしている。なお、10月12日現在、日本では自動ダウンロード機能の対象がアプリとブックのみで、音楽ファイルなどは利用できない。

 iOS 5搭載のiPhone、iPad、iPod touchとデータ同期が可能で、新たに無線LAN経由での同期に対応。同一の無線LAN内にある場合は、使っているiPhone、iPad、iPod touchをiTunesといつでも同期できるという。


iCloudiTunes 10.5の自動ダウンロード設定画面。日本では10月12日現在、「App」と「ブック」が登録されている


(2011年 10月 12日)

[AV Watch編集部 中林暁]