クリエイティブ、Sound Core3D搭載カード上位機
-日本企画モデルの「Professional Audio」など
クリエイティブメディアは、PC用のPCI Express x1サウンドカード「PCIe Sound Blaster Recon3Dシリーズ」の上位モデル「PCIe Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion(SB-R3D-FC)」と「PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio(SB-R3D-PA)」を1月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格はFatal1ty Championが20,800円、Professional Audioが16,800円。対応OSはWindows 7(32bit/64bit)。
PCIe Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion | PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio |
自社開発のクアッドコアプロセッサ「Sound Core 3D」を搭載したサウンドカードで、12月に発売済みのベーシックモデル「Recon3D」の上位版として、「Fatal1ty Champion」はI/Oドライブやマイクなどを同梱。Professional Audioは、日本プロデュースモデルでカードのプロテクションフィールドやマイクなどを同梱する。
Sound Core 3Dは、同社独自のクアッドコアオーディオ/ボイスプロセッサー。THX TruStudio Pro技術を統合し、ヘッドフォンによるバーチャルサラウンドや、3Dオーディオなどを実現。また、CrystalVoice技術により、ボイスチャット対応を強化。ノイズリダクションやボイス音量のノーマライズ、エコーキャンセル、ロボットボイスなどのボイス変更(CrystalVoice FX)などに対応するほか、専用アレイマイク利用時のセンター集音やワイド集音を切り替えられるCrystalVoice Focusなどを搭載する。
サウンドカード部の基本仕様はほぼ共通で、アナログ入力は24bit/96kHz/ステレオ対応、アナログ出力は24bit/96kHzのステレオ、または24bit/48kHzの5.1チャンネルに対応する。デジタル入/出力は光デジタル×各1で、24bit/96kHzまでサポート。ドルビーデジタルやDTSのパススルー出力、Dolby Digital Liveに対応する。
Professional AudioにはCreative Media Toolboxが付属 |
ヘッドフォン専用出力(ミニ)を搭載し、600Ωまでのヘッドフォンに対応。アナログ出力とヘッドフォン出力はRecon3Dコントロールパネルから切り替えできる。ソフトウェアは、Recon3Dコントロールパネルや音楽再生用サーバー「Creative ミュージックサーバー」が付属。波形編集ソフト「Creative Wave Studio」の無料ダウンロードも可能となっている。また、Professional Audioのみ音楽ファイルのタグ編集やスケジュール録音などに利用できる「Creative Media Toolbox」のフル版が同梱される。
Fatal1ty Championには、Sound Blaster I/Oドライブが付属し、様々な入出力に対応。5インチ/3.5インチベイに装着可能で、ボリューム操作やスピーカー/ヘッドフォン出力切り替えにも対応。5インチベイ利用時の端子は、ヘッドフォン出力(ステレオミニ)、マイク入力(ステレオミニ)、AUX入力(RCA)となる。
Professional AudioはメインカードにプロテクションシールドとブルーのLEDを採用。専用アレイマイクが付属する。3.5mm-RCAケーブルや光デジタルケーブルも同梱される。
(2012年 1月 17日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]