民放キー局によるVOD「もっとTV」が4月2日開始

-TVから直接番組購入。NHKオンデマンド参加へ


もっとTVのロゴ

 民放キー局5局と電通が共同で推進するインターネットTVにおけるVODサービスの名称が「もっとTV(テレビ)」に決定。4月2日にサービスを開始する予定。あわせて「もっとTV」のロゴも決定。「テレビを『もっと』という意味を込めて + をデザインした」という。

 もっとTVは、日本テレビ放送網やテレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビジョンの民放キー局5局と、電通が共同で推進するテレビ向けVODサービス。日テレオンデマンド、テレ朝動画、TBSオンデマンド、テレビ東京オンデマンド、フジテレビOnDemandの民放5局のサービスに加え、日本放送協会(NHK)のNHKオンデマンドも参加予定という。

 現在の民放各社のVODサービスは、自社のWebサイトやISP、CATVサービスに組み込むなど各社様々な形で提供している。もっとTVは、このVODの機能を標準化し、もっとTV対応の今春以降発売のインターネットTVから直接各VODコンテンツを選択し、番組購入可能になる。また、スマートフォンやタブレット向けの展開も計画している。

 対応テレビに使いやすいグラフィカルなユーザーインターフェイスを提供。放送視聴中にリモコンの専用ボタンを押すと、その局のVOD画面に移動し、地上波放送を子画面に残した状態で、各放送局のVODコンテンツ選択が可能となる。最大25個のジャンル検索、15の注目ワード、ワード検索機能、ランキング機能なども用意し、検索性も高めている。

 見逃し番組を中心に、ドラマやアニメ、バラエティなど様々なジャンルのVODコンテンツを視聴可能にする。決済手段としては、クレジットカードのほか、携帯電話(モバイル)決済も予定している。

もっとTVの画面イメージ

(2012年 1月 26日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]