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Brise Audio、オーテク「ATH-ADX7000」専用チューニングのリケーブル。新素材や導体シールド構造導入
2025年11月21日 11:30
Brise Audioは、オーディオテクニカ「ATH-ADX7000」向けに専用のチューニングを施したヘッドフォンリケーブル「BSHP for ADX7000」を発売した。価格はオープンで、参考価格は350,000円から。
ATH-ADX7000専用にチューニングされた最新8芯ケーブルを採用。新規開発「SpiralCore」構造を採用し、新開発の導体シールドも搭載。新素材「HCNT(ハイグレードCNT)」を使ったシールド構造も特徴。
Brise AudioはATH-ADX7000について、「帯域バランスは中低域寄りとなり、高域の伸び方は素直で癖の少ない傾向」と分析。「このADX7000の持つ魅力をさらに高い次元へ引き出すために、専用ケーブルを新規開発した」という。
Ultimateグレードで蓄積した音質施工技術をベースに、HCNT、複数種の電磁波吸収シールド材、BSシート、新規素材など多くの高音質素材を再構成。ADX7000専用に最適化した配置を設計している。
ケーブル構造自体も進化。新開発の撚り線構造SpiralCoreは、従来構造Spiral77の長所はそのままに、単線を中心に据えた新コア構造によって音の芯の強さと微細表現力を同時に向上。太さを変えずに約4%の低抵抗化も実現。
さらに、ヘッドフォンリケーブルでは前例がないとう導体シールド構造を新たに導入。GND未接続のフローティング構造とすることで、低周波での容量負荷を避けながら、高周波ノイズだけを効果的に遮断する特殊なアプローチとなる。これは、シールドが持つインダクタンスと渦電流の性質を利用した高周波遮蔽で、応答性と静粛性の両立を実現したという。
プレイヤー側プラグにはBrise Audioオリジナル特殊銅合金パーツを使用し、4.4mm、6.3mm、4-pin XLR、3-pin XLR×2など幅広い接続形式に対応。Ultimateグレードと同等の精度と安定性を確保した。
このケーブルを使った結果として、「ADX7000本来の魅力である空気感と低域を活かししつつ、高域の繊細さ・エッジの滑らかさ・空間の粒子感をさらに引き上げることに成功した」という。


