zionote、24bit/192kHz対応USB DDC「JAVS X-DDC」

-直販19,800円。同軸/光とI2S(HDMI)出力装備


USB DDコンバータ「X-DDC」

 zionoteは、韓国ジヌンエレコムのオーディオブランド「JAVS」のUSB DDコンバータ「X-DDC」を3月31日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は19,800円。カラーはBlack、Silver、Blue、Redで、BlueとRedは初回限定色となる。

 3月31日の発売に先駆け、3月21日から吉田苑(九州・福岡)、フジヤエービック(東京・中野)、e☆イヤホン(大阪日本橋本店/秋葉原店)、オリオスペック(東京・秋葉原)、zionote直販サイトにおいて、台数限定先行販売も実施。店舗では試聴もできる。なお、前述のBlue、Redの初回限定色は先行販売店のみでの販売となる。


背面端子と接続イメージ

 USBでPCと接続し、USBオーディオインターフェイスとして動作。出力は同軸デジタルと、光デジタル、I2S(HDMI) 出力の3系統用意。他のDACなどと組み合わせて使用する。I2S信号を出力するHDMIは、同入力に対応したJAVS製品との接続を想定している。

 X-MOS製の「X-Core Processor」を採用。SRAMを内蔵し、データをバッファメモリに読み込み、自己クロックによって同期化して処理することで、伝送信号の精度を飛躍的に向上させたという。PC接続時は非同期(アシンクロナス)モードで動作し、ジッタを低減。±1PPMのTCXO(温度補償型水晶発振器)を採用する事で、X-MOSリファレンスデザインボードなどと比べ、大幅な精度向上を実現したという。

 最高で24bit/192kHzまでのデータに対応。44.1、48、88.2、176.4kHzもサポートする。

 USB接続時の対応OSは、Windows XP/Vista/7で、7は32bitと64bitに両対応。Windowsでは付属のドライバを使って動作する。MacはOS X 10.6以上に対応。USBバスパワーで動作するが、ACアダプタでの動作にも対応。ただし、ACアダプタは付属しない。

 ASIO 2.2にも対応するほか、従来のX-MOSでは対応していなかったS/PDIF(ドルビーデジタル/DTS)音声のパススルー出力も新たにサポートしている。

 パーツのばらつきによる個体差を極力減らすために、1%抵抗を使用。ICの最適化のために、三洋のOS-CONも採用している。また、信号の劣化を防ぐため、4層基板を24金メッキ処理している。

 前面には液晶ディスプレイを備え、ソースのサンプリングレートなどを表示。PC用ドライバにはコントロールパネルも備えており、PC上からサンプリングレートの表示やASIO、およびWDMドライバのバッファ値変更などが可能。

 外形寸法は105×95×27mm(幅×奥行き×高さ)。重量は200g。フットゴムやUSBケーブルを同梱する。




■キャンペーンも実施

 JAVS LINK入力対応製品、DAC-2 USB、DAC-2 MARCHのユーザーで、新たに「X-DDC」を購入した人に、clictronic製HDMIケーブルをプレゼントするキャンペーンも実施する。

 DAC-2 USB、もしくはDAC-2 MARCHとX-DDCが一緒に写ってる写真とコメントを、メールやTwitter、facebook経由で送付すると、毎週2人にプレゼントするというもの。詳細は同社ページで案内している。


(2012年 3月 13日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]