ヤマハ、YHT-S401/S351用5.1ch拡張スピーカー

-追加で5.1ch化。音質最適化ファームも公開


「NS-C705」
「NS-PB40」

 ヤマハは、サブウーファを内蔵したAVアンプとサウンドバーを組み合わせた「YHT-S401」、およびAVアンプとサテライトスピーカーを組み合わせた「YHT-S351」向けに、拡張スピーカー「NS-C705」と「NS-PB40」を4月末に発売する。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は「NS-C705」が9,000円前後、「NS-PB40」が8,000円前後。

 2011年9月から発売している「YHT-S401」は、サブウーファを内蔵したAVアンプと、サウンドバースピーカーをセットにした、3.1chモデル。サウンドバーにはセンターとフロントスピーカーの3chを搭載している。

 「YHT-S351」は、サブウーファ内蔵AVアンプと、コンパクトなサテライトスピーカー2基を組み合わせたモデル。いずれのモデルも、サブウーファ内蔵AVアンプには5.1ch分のアンプを内蔵している。

 拡張用スピーカーは、これらの製品に追加する事で、5.1chシステムに拡張できるもの。3.1chの「YHT-S401」には、「NS-PB40」をサラウンドスピーカーとして追加すれば5.1chに、2.1chの「YHT-S351」には、センタースピーカーとして「NS-C705」を、サラウンドスピーカーとして「NS-PB40」を追加する事で5.1chシステムとなる。


YHT-S401に「NS-PB40」を追加したところYHT-S351に「NS-C705」を追加したところ
YHT-S401YHT-S351

 センタースピーカーの「NS-C705」は、「YHT-S351」に使われているサテライトスピーカーを単品で販売するもの。2つのスピーカーを重ねた形状になっており、縦置き、横置きのどちらにも対応。5.5cm径ユニットを2基と、2.5cm径バランスドームツイータを1基搭載する。インピーダンスは6Ω。再生周波数帯域は100Hz~26kHz(-10dB)。外形寸法は190×105×111mm(幅×奥行き×高さ)。重量は920g。

 サラウンドスピーカーの「NS-PB40」は、「YHT-S351」のセンターユニット部、および「YHT-S401」のセンターユニット/サウンドバーと同じグロスブラック仕上げを採用。7cm径ユニットを採用し、インピーダンスは6Ω。再生周波数帯域は50Hz~25kHz(-10dB)。外形寸法は112×116×176mm(幅×奥行き×高さ)。重量は590g。

 なお、これらの拡張スピーカー発売と合わせ、拡張用ファームウェアを公開する。これは、YHT-S401/351のAVアンプに適用する事で、音質や音量設定を5.1chシステム用に最適化し、より臨場感の高いサラウンド再生を実現するためのもの。具体的には、YHT-S351には、センタースピーカー用イコライザとレベル設定機能を、「YHT-S401/351」の両方に、サラウンドスピーカー用設定機能が追加される。詳細はヤマハのページで案内される。


(2012年 4月 16日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]