Amazon、7型「Kindle Fire HD」などを国内発売。「Kindleストア」も25日開始


Kindle Fire HD

 Amazon.co.jpは、Android OS搭載の電子書籍端末「Kindle Fire HD」など3機種を日本国内でも販売すると発表。24日より予約を受け付けている。

 発売日は、カラー液晶のKindle Fire HDとKindle Fireが12月19日、モノクロ電子ペーパーのKindle PaperwhiteとKindle Paperwhite 3Gが11月19日。価格は、Kindle Fire HDの16GBモデルが15,800円、32GBが19,800円。Kindle Fire(8GB)が12,800円。Kindle Paperwhite Wi-Fi+3Gが12,980円、Kindle Paperwhiteが8,480円。

 25日からは、電子書籍サービスの「Kindleストア」を日本向けにもスタート。オリコン週間“本”ランキングのBOOK(総合)、文庫、コミック、各部門の上位タイトルなどをカバーし、日本語電子書籍を50,000タイトル以上提供。その中には、合計15,000を超える漫画タイトルや、日本の名作など無料の10,000タイトル以上も含まれる。ストア全体では、英語、その他言語の海外のベストセラーを含め合計140万タイトルをそろえる。上記のKindle Fire HD/Fire/Paperwhiteのほか、AndroidスマートフォンやiPhone/iPadで購入して読むことが可能。



■ Kindle Fire HD/Kindle Fire

Kindle Fire

 Kindle Fire HDは、7型/1,280×800ドットの10点マルチタッチ対応の液晶を備えたAndroid端末。液晶パネルはIPSで、広視野角/高コントラストなどが特徴。特殊ラミネート加工のタッチセンサーと偏光フィルターの改善により、表面の光沢を25%抑えている。デュアルドライバ内蔵のステレオスピーカーを内蔵し、ドルビーデジタルプラスも採用。

 無線LANのデュアルアンテナ搭載/MIMO技術などで従来のタブレットに比べダウンロード/ストリーミング速度を40%向上。本体前面にカメラも備え、Skypeのビデオ通話も行なえる。Bluetoothを搭載するほか、HDMI出力も装備する。CPUは1.2GHz/デュアルコアのOMAP 4460。バッテリの連続使用時間は11時間。外形寸法は193×137×10.3mm(縦×横×厚さ)、重量は395g。

 Kindle Fireは、7型/1,024×600ドットの2点マルチタッチ液晶を搭載。ステレオスピーカーを内蔵するが、ドルビーデジタルプラスには非対応。また、無線LANはデュアルアンテナではない。CPUは1.2GHz/デュアルコアのOMAP 4430。バッテリの連続使用時間は8.5時間。外形寸法は189×120×11.5mm(縦×横×厚さ)、重量は400g。



■ Kindle Paperwhite

Kindle Paperwhite

 「Kindle Paperwhite」は、6型/212ppiのモノクロの電子ペーパー(2点マルチタッチ)を採用する端末。フラッシュメモリ容量は2GB。バッテリの連続使用時間は8週間(無線LAN OFF時)。3G版は、NTTドコモを通じて無料で3G接続が行なえ(国内のみ)、回線料金はAmazonが負担するため、月額料金の支払いや年間契約などは不要。

 フロントライトの液晶を搭載。ユーザーの目に直接光が当たることを防ぎ、目の疲れを軽減できる。タッチパネルは静電容量式で、正確なタッチ操作が行なえるという。外形寸法は約169×117×9.1mm(縦×横×厚さ)、重量はWi-Fiモデルが213g、3Gモデルが222g。


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(2012年 10月 24日)

[AV Watch編集部 中林暁]