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ソニー、MD録再機の生産を終了。約20年の歴史に幕

需要減のため。ディスクは生産を継続

CMT-M35WM

 ソニーは31日、ミニディスク(MD)の録音再生に対応したオーディオシステム「CMT-M35WM」について2013年3月をもって出荷終了すると発表した。これにより、ソニーにおけるMD対応録音/再生機器の販売は全て終了することとなる。

 販売終了の理由については、「MD機器の需要減が最大の要因」としている。なお、MDディスクの生産については当面継続。また、MDシステムステレオの修理については、規定に従い受け付ける。

初代MDウォークマン「MZ-1」

 ソニーは、1992年に世界初の世界初のミニディスクレコーダー「MDウォークマン」1号機として「MZ-1」を発売。録音再生が可能で、テンキーや音飛びガードなど充実した機能を搭載していた。また、'93年には据え置き型のシステムステレオ「DHC-MD1」を発売した。

 '92年の発売以来、約2,200万台のウォークマンタイプのMD対応製品と、約500万台のMD対応システムステレオを販売した。今回のMD対応製品生産終了により、約20年のMD機器の歴史に幕を下ろすこととなる。

(臼田勤哉)