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エプソン、Google TV×BOSEスピーカー搭載プロジェクタ。3LCD×3LEDで色キレイ

4K/1,000ルーメンの「EF-72」

エプソン販売は、家庭用プロジェクターの新商品として、Google TV×BOSEスピーカーを搭載した小型液晶プロジェクター4機種を10月23日より発売する。ラインナップと直販価格は以下の通り。

ラインナップ
・「EF-61」 フルHD/700lm 99,899円(ホワイト、グリーン)
・「EF-62」 4K/700lm 124,899円(ネイビー、ブラック)
・「EF-71」 フルHD/700lm 144,899円(フット付き)
・「EF-72」 4K/1,000lm 179,899円(フット付き)

若年層を中心に「テレビを持たず、スマートフォンの映像をプロジェクターの大画面で楽しむスタイル」が広がっていることを受け、企画されたプロダクト。設置性やデザイン性を考慮しながら、エプソン独自の3LCDテクノロジー、ボーズと協業したサウンドシステムなど、画質・音質にも拘った。

フルHD/700ルーメンの「EF-61」(グリーン)

なお今回の新製品より、OSを搭載したプロジェクターのサブブランドを「Lifestudio(ライフスタジオ)」と命名。

プロジェクターの認識を“スクリーンデバイス”から“ライフスタイルプロダクト”へと変えていくというコンセプトの基、「あなたの生活を輝かせるための空間と時間を創り出す」という意味が込められているという。

スタイリッシュなデザインとGoogle TV

4機種(EF-61/62、EF-71/72)ともに、空間になじむスタイリッシュなデザインを採用しているのが特徴。操作ボタンを天面に配置せず、部屋の中に置いても自然になじむようにした。

フルHD/700ルーメンの「EF-61」(ホワイト)
写真左奥から、EF-62(ネイビー)、EF-62(ブラック)、EF-61(グリーン)、EF-61(ホワイト)

EF-61はホワイトとグリーン、EF-62はネイビーとブラックカラーを用意。また、EF-71はホワイト、EF-72は木目調を天板とグレーのツートンカラーを採用。5色のカラーバリエーションの中からインテリアに合わせて選べるようにした。

写真左から、EF-71、EF-72

OSはGoogle TVを内蔵。NetflixやPrime Video、YouTube、Disney+、Spotifyなど、各種ストリーミングサービスに対応。複数の動画配信サービスを横断して検索・視聴できるため、電源を付けたらすぐに楽しめる。

Google TVを内蔵
付属のリモコン

新開発“3LCD×3LED”光学エンジンで色キレイ

映像面では、新たに開発した“3LCD×3LED”の光学エンジン「TRIPLE CORE ENGINE」がトピック。

RGB3色のLED光源を使うことで、従来よりも色域が広く、発色の良いカラーを実現。色偏差も改善。前機種EF-21/22の“黄色がかった白色”から、“純白”になった。

クリアなカラーが液晶プロジェクタのメリット

また3LED光源を利用した3LCD制御により、ピクセルのズレを補正。文字の部分など、色ズレが抑えられ、より正確な画像が投写できるようになった。

3LED光源になっても、3LCDのメリットは踏襲。白もカラーも明るく、ブレイキングの無い安定した色再現を実現できる。

解像度は、EF-61/71がフルHD、EF-62/72が4K(画素ずらし)。明るさはEF-61/62/71が700ルーメン、EF-72のみ1,000ルーメン。スクリーンサイズは30~150型。投写距離は60型で159cm、80型で213cm、90型で240cm、100型で267cm。

投写時の機能としては「壁色調整」が追加。内蔵カメラが壁の色を検出し、投影画像の色を自動的に調整。壁の色に関係なく、一貫した画像を維持できるようになった。

このほか、自動台形補正や障害物回避、目を保護するスマートアイプロテクション、自動スクリーンフィットなどの便利機能も引き続き搭載する。

Sound by Boseテクノロジー搭載スピーカーを内蔵

フロント右下には「SOUND BY BOSE」のロゴ

4機種ともボディには、ボーズ協業のSound by Boseテクノロジー搭載スピーカーを内蔵。ボーズならではの臨場感あふれるサウンドが楽しめる。音楽だけを楽しむことができるBluetoothスピーカーモードも備える。出力は共通で5W×2。

EF-71/72は、自由に投写角度を調節できるフット付き。壁や天井にも投写でき、リビングでも寝室でも家中どこでも快適に使うことができる。

裏ブタを外せば……
天井投写も行なえる

EF-71/72専用のフロアスタンドも用意。高さ60cmと80cmの2段階で調整が可能。ケーブルはポール内部を通るように設計されており、リビングに置いてもケーブルがごちゃごちゃしないようにデザインされている。

フロアスタンド

EF-72だけの機能が、アンビエントライトとUSB-C給電。

アンビエントライトは、本体上部のタッチセンサーで、明るさやモード切り替えが行なえる機能。明るさは高輝度、中輝度、低輝度の3段階で、照明モードはWarm、Romantic、Rest、Excitedの4パターン。

Warm
Excited

USB-C給電は、100W以上の給電が可能なUSB-Cバッテリーでプロジェクターを駆動できる機能。この際、明るさは500ルーメン未満に制限されてしまうものの、24,000mAh容量のバッテリーを使えば、約70分の投写が楽しめる。

インターフェースは、HDMI入力(eARC/ARC)×1、USB-A×1、ステレオミニ出力×1。EF-72のみ、給電用USB-Cを備える。動作音はEF-61/62/71が20dB、EF-72が22dB。

外形寸法/重量は、EF-61/62が199×190×68mm(幅×奥行き×高さ)/約1.6㎏、EF-71/72が190×190×248mm(同)/約4㎏。

EF-62(ネイビー)の背面
EF-71の背面
エプソンの家庭用プロジェクター 私の部屋が変わるスタイリッシュモデル EF-61/62
エプソンの家庭用プロジェクター どこでも楽しさ広がるフレキシブルモデル EF-71/72