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リン、約26万円のハイレゾプレーヤー「SNEAKY DSM」

DSMエントリー機。4chアンプでバイアンプ駆動

silverモデル

 リンジャパンは、ネットワークプレーヤー機能と4chアンプを内蔵した「SNEAKY DSM」(スニーキーDSM)を4月に発売する。価格は26万2,500円。カラーはsilver、white、blackの3色。

 「SEKRIT DS-I」、「SNEAKY music DS」の役割を引き継ぐという、DSMシリーズのエントリー機。同じエントリークラスでは、スピーカーをセットにした「KIKO DSM」という製品も存在するが、「SNEAKY DSMでは従来からのオーディオファンの皆様や、埋め込みスピーカーなど環境に合わせたカスタマイズの要求されるケースにおいて抜群の柔軟性を発揮する」という。なお、SEKRIT DS-Iは販売終了となる。

whiteモデル
blackモデル
背面。スピーカー出力端子はスピコンタイプ

 DSMシリーズに共通する機能として、NASやPC、Macなどに蓄積した音楽ファイルのネットワーク再生が可能。DSMシリーズ用の各種ソフトウェアが利用でき、iPhoneなどに保存した音楽を無線LAN経由で再生する事も可能。なお、AirPlayに対応はしていないが、互換性はありAirPlayと同様の感覚で利用できる。

 対応フォーマットはFLAC/WAV/Apple Lossless(ALAC)/MP3/WMA/AIFF/AAC/OGG。24bit/192kHzまでのデータに対応する。

 また、アプリケーションの「Songcast App」を使い、PC/Macで再生するストリーミングサービスなどの音声をSNEAKY DSMから再生する事も可能。「Songcast」を使うと、複数のDS/DSMをシンクロさせ、再生する事もできる。

 外部入力として、音声入力用のHDMI×3、同軸デジタル×1、光デジタル×1、アナログRCA×1を装備。HDMI再生時には、「2 stage clock recovery system」や「LVDS」など、DSMシリーズの高音質技術が利用できる。

 さらに、4chのデジタルアンプを搭載。ステレオスピーカーを接続できるほか、MAJIK 109のようなバイアンプ駆動可能なスピーカーを、4chアンプをフルに使ってドライブできる。

 また、RCAライン出力も1系統備えており、設定によりプリ出力/固定出力が選択可能。外部パワーアンプやサブウーファとの接続に利用できるほか、プレーヤーとしてプリメインアンプに接続する事もできる(固定出力時は事故防止のため、内部パワーアンプが自動的にOFFになる)。

 スピーカー出力端子はスピコンタイプで、ネジ止めもできる4ポールタイプを採用する。

(山崎健太郎)