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リン、航空アルミニウム使用で約47万円のMCカートリッジ「KANDID」

KANDID

 リンジャパンは、カートリッジの最上位モデルとして、MCタイプの「KANDID(キャンディッド)」を5月に発売する。価格は472,500円。

 2003年から最上位カートリッジとしてラインナップされていたAKIVAに代わるモデル。KANDIDは英語で、“ありのま”、“率直な”、“偏見のない”、“公平な”、ラテン語で“白く輝いている”の意味/語源を持っており、「一切の余分をそぎ落とした」というのが特徴。

 EKOS SEヘッドシェルと同じ、航空アルミニウムで仕上げた、T型シャーシのスケルトン構造により、重量はAKIVAの7.4gから、5.7gへと軽量化。「グルーヴの正確なトラッキングに絶大な貢献をする」という。

使用イメージ

 3ポイントでのマウント構造で、同社のトーンアームと組み合わせる事で、「リジッド極まりない固定と正確なトラッキングアングルを維持する」という。他社のトーンアーム/ヘッドシェルと組み合わせる2点固定も可能。

 発電アッセンブリー部分には、平行面を持たせない事で共振を抑えている。非使用時のスタイラスアングルをプリロードし、適正針圧が印加された時に、最適角の23度になるポールピース・システムを導入。従来は金属製だったポールピース止めネジを、非磁性体の樹脂製に変更している。

(山崎健太郎)