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平成24年度の家電リサイクル実績はブラウン管TVが大幅減

 経済産業省と環境省は18日、家電リサイクル法に基づき、製造事業者などが引き取った廃家電4品目の平成24年度の引取り台数を公表した。引き取り総数は前年度比33.4%減の1,120万台で、液晶/プラズマテレビは前年比17.7%減の493万台。

 家電リサイクル法は、エアコン、テレビ、冷蔵庫/冷凍庫、洗濯機/衣類乾燥機の4品目について、廃棄物の減量と再生資源の十分な利用などを通じて、廃棄物の適正な処理と再資源化を目的としたもの。消費者が対象製品を排出する際には、消費者が費用を負担し、製造事業者などに引き渡すなどの施策で再資源化を推進している。

 平成24年度に引き取られた廃家電の合計は1,120万台で、内訳はエアコンが約236万台、ブラウン管テレビが約228万台、液晶/プラズマテレビが約49万台、冷蔵庫/冷凍庫が約292万台、洗濯機/衣類乾燥機が約315万台。ブラウン管テレビについては、前年比で71%もの大幅減となっている。

引き取り台数
(千台)
前年比
エアコン2,360+0.8%
ブラウン管テレビ2,283-71.0%
液晶/プラズマ
テレビ
493-17.7%
冷蔵庫/冷凍庫2,919+2.7%
洗濯機
衣類乾燥機
3,145-0.2%
合計11,200-33.4%

(臼田勤哉)