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ノア、WadiaのDSD対応DAC搭載プリメイン「INTUITION 01」

ESS「ES9018」搭載、32bit/384kHz対応。約120万円

INTUITION 01のマットブラック

 ノアは、同社が4月15日より輸入販売を開始した米Wadiaの新製品として、DSD再生にも対応したDAC内蔵プリメインアンプ「INTUITION 01」(イントゥイション ゼロワン)を6月21日より発売する。価格は120万7,500円。カラーはマットシルバーとマットブラックの2種類を用意する。

 DSDやリニアPCMのハイレゾファイルに対応したUSB DACを備えるプリメインアンプ。DSDは2.8/5.6MHzに対応し、伝送方式はDoP(DSD over PCM)を採用する。PC接続時の対応OSはWindows XP以降とMac OS 10.6.4以降。MacはCoreAudioドライバで動作。Windows用に、ドライバを収めたUSBメモリを同梱する。

 DACチップはESSの32bit対応「ES9018」を搭載。「Delta-SigMaster」アルゴリズムを採用し、元のアナログ信号に含まれる繊細な位相/時間情報まで再現するとしている。

 デジタル入力はUSB×1と同軸デジタル×2、光デジタル×1、AES/EBU(XLR)×1を装備。アナログ音声はRCAを2系統備える。USB入力は最高32bit/384kHz(Windows利用時は最高24bit/192kHz)、光/同軸デジタルは24bit/192kHzまで対応する。Wadia製品同士を連携させる独自のWadiaLink I2S端子も備える。

 クラスDパワーアンプを搭載し、出力は350W×2ch(4Ω)、190W×2ch(8Ω)。歪み率は0.005%以下。周波数特性は3Hz~45kHz、SN比は113dB。

 本体ボタンは4つ、リモコンはボタン5つのシンプルなレイアウトを採用。LEDディスプレイに、入力信号のサンプリングレートやボリュームなどを表示する。付属のACケーブルは3極。消費電力は25W。外形寸法は380×380×60mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6kg。

背面(マットシルバー)
前面のLEDディスプレイ部(マットシルバー)

(中林暁)