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パイオニア、ダンスミュージック向けアクティブモニター
TAD Proのツイータ技術投入。1台/15,000円~
(2013/8/8 19:59)
パイオニアは、ホームスタジオでのダンスミュージック制作やリスニングなどを想定したアクティブモニタースピーカー「S-DJ X」シリーズ4機種を9月下旬に発売する。販売は1台単位。価格はすべてオープンプライスで、店頭予想価格は1台/15,000円~30,000円前後。
ツイータとウーファをそれぞれのアンプで駆動する新設計のABクラスバイアンプを搭載した、2ウェイバスレフ型のアクティブスピーカー。ウーファ径が8インチの「S-DJ80X」、6インチの「S-DJ60X」、5インチの「S-DJ50X」と、そのホワイトモデルの「S-DJ50X-W」の4機種をラインナップする。
型番 | ウーファ径 | カラー | 店頭予想価格(1台) |
---|---|---|---|
S-DJ80X | 8インチ | ブラック | 30,000円前後 |
S-DJ60X | 6インチ | ブラック | 22,000円前後 |
S-DJ50X | 5インチ | ブラック | 15,000円前後 |
S-DJ50X-W | 5インチ | ホワイト | 15,000円前後 |
ウーファには、軽量かつ高剛性というアラミド繊維素材のコーンと、大口径マグネットの磁気回路を採用。「高いレスポンスと迫力のある音楽再生を実現する」としている。ツイータは1インチのソフトドーム型で、磁気回路に磁性流体を使用し、「クセの無い伸びやかな高域を実現する」という。
エンクロージャとバスレフダイレクト部に高剛性MDF材を使用。ウーファユニットは極厚MDFインナーバッフル(8インチで最大33mm厚、5/6インチで最大30mm厚)に直接取り付け、不要な共振を抑制し、迫力のある低音を再生するという。
バスレフダクト部には、溝を設けて空気の流れを整え、低音をスムーズに前面に放射する「Groove(溝)技術」を採用。ダクト内部にはラウンド加工を施し、ノイズを低減している。
ツイータ部には、プロスタジオに導入実績のあるTAD Labs製モニタースピーカー「TAD Pro TSM-2201-LR」の「DECO」技術を採用。「凸形状ディフューザがツイータの中高音を左右、上方へと振り分け、広いスイートスポットと立体感のある音像を実現する」という。また、ディフューザ部には、音の広がりをイメージしたアーク(円弧)形状の白色イルミネーションを搭載する。
最大出力は、S-DJ80Xが160W(LF125W/HF35W)、S-DJ60Xが125W(LF90W/HF35W)、S-DJ50X/50X-Wが80W(LF54W/HF26W)。
入力端子は、XLRとステレオ標準フォンのバランス入力と、RCAアンバランスを各1系統搭載する。レベルコントロールは-∞dB~+6dB、HFレベルアジャストは-2dB/-1dB/0dB/+1dB。各機種の仕様は下記の通り。
S-DJ80X | S-DJ60X | S-DJ50X/50X-W | |
---|---|---|---|
ウーファ径 | 8インチ | 6インチ | 5インチ |
ツイータ径 | 1インチ | 1インチ | 1インチ |
周波数特性 | 40Hz~20kHz | 45Hz~20kHz | 50Hz~20kHz |
最大SPL(音圧分布) | 115dB | 113dB | 107dB |
アンプ出力 | 160W | 125W | 80W |
最大出力(定格出力) | LF:125W(70W) HF:35W(20W) | LF:90W(50W) HF:35W(20W) | LF:54W(30W) HF:26W(15W) |
入力インピーダンス | 10kΩ | 10kΩ | 10kΩ |
消費電力 | 160W | 140W | 100W |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 276×315×401mm | 228×295×342mm | 197×262×301mm |
重量 | 11.8kg | 8.5kg | 6.5kg |