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ソニー、NEX-6/5R/5T用の撮影アプリ「レンズ補正」

周辺光量や収差を手動補正。「スマートリモコン」強化も

 ソニーは、ミラーレス一眼「NEX-6」などで使用できる、カメラの撮影機能アプリ「PlayMemories Camera Apps」において、新たに「レンズ補正」を追加する。8月28日の18時頃に配信予定で、価格は1,000円。対象機種は、「NEX-6」と「NEX-5R」、9月13日に発売される「NEX-5T」の3モデル。

 新アプリ「レンズ補正」は、NEX-6/5R/5Tに装着したレンズの「周辺光量」と「倍率色収差」、「歪曲収差」の補正値をマニュアルで設定できるもの。カメラに装着したレンズ(F値/焦点距離)を手動で登録し、液晶で確認しながらレンズごとに補正値を調整できる。Eマウントレンズのほか、マウントアダプタ経由で装着したAマウントレンズや、他社製レンズも補正可能。ただし、他社製レンズの使用は、ソニーの動作保証外となる。

 周辺光量落ちなどを補正する「シェーディング補正(輝度・色)」と、色ズレ/にじみなどの「倍率色収差補正」、歪曲収差の「ディストーション補正」の3種類が設定可能。ディスト―ション補正時はグリッド表示のON/OFFも行なえる。なお、グリッドの表示形式は、ボディ側の表示設定に準じる。

「レンズ補正」で、周辺光量の補正を行なう前の写真
補正後
倍率色収差の補正前
補正後
上記写真を部分拡大したもの
歪曲収差の補正前
補正後

無料の「スマートリモコン」と「ダイレクトアップロード」はVer.2.0に

 上記対象カメラをスマートフォンからワイヤレスでリモート操作できる既存の無料アプリ「スマートリモコン」は、9月下旬にVer.2.0へアップデート。従来のVer.1.0で行なえる操作は「タイマー撮影」、「EV値」、「レリーズ」の3種類だったが、Ver.2.0では、「画像サイズ」、「F値/ISO/シャッタースピード/ホワイトバランス」、「タッチAF」、「MFアシスト」、「ポストビュー拡大」が追加される。なお、ズーム操作には対応しない。

 同じく無料アプリの「ダイレクトアップロード」も9月下旬よりVer.2.0へアップデート。写真のアップロード先として、従来のPlayMemories OnlieとFacebookに加え、新たにFlickrも追加可能になる。

(中林暁)