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HiFiMAN、実売29,400円のバランス接続プレーヤー/イヤフォンセット「HM700+RE-400」

HM700+RE-400

 トップウイングは、バランス接続対応のHiFiMAN製オーディオプレーヤー「HM700」とイヤフォン「RE-400」のセットモデル「HM700+RE-400」を12月10日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は29,400円前後。

 HiFiMANでは、24bit/192kHz対応などハイレゾ再生可能なオーディオプレーヤーを手がけてきたが「HM700」は24bit/48kHzまでの対応で、ハイレゾに対応しないオーディオプレーヤーベーシックモデルとなる。

 ハイレゾに対応しない代わりにHM700+RE-400が狙ったのは「安価なバランス接続」をポータブルで実現すること。通常のヘッドフォン(アンバランスタイプ)の場合は、ユニットの片側にアンプ(正相)、もう片方にグランド/アースが接続されている。バランス接続の場合、簡単にいえばこのグランド側にもアンプ(逆相)を接続して、“1つのユニットを2つのアンプでドライブする”というのが基本的な考え方で、一般的にバランス接続のほうが高音質とされている。

HM700

 しかし、バランス接続のためには、イヤフォン/ケーブル側、アンプ側の対応が必要となり、また、バランス/アンバランスの両立にはコストが掛かる。そこで、HiFiMANでは、プレーヤーの「HM700」をバランス対応とするともに、イヤフォン「RE-400」をバランス対応で4pin仕様の専用仕様としてセットで販売することとした。なお、付属の4pin→3pin変換ケーブルによりRE-400を他の機器で利用することも可能となっている。

 HM700は32GBのストレージメモリを内蔵。対応楽曲ファイルはAPE、FLAC、WAV(24bit/48kHzまで)、MP3。ABリピートやブックマーク、EQなどの機能を備えている。バッテリは5Vのリチウムイオンで、連続駆動時間は最長15時間。USB経由で充電できる。外形寸法は105×49×12mm(縦×横×厚み)、重量は約82g。

 付属品はUSB-ミニUSBケーブルと、4Pin→3Pin変換ケーブルなど。

(臼田勤哉)