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ドスパラ、真空管採用で29,999円の小型プリメイン

プリとパワーが分離。ヘッドフォンアンプも搭載

DN-10497

 ドスパラは、真空管を用いた小型のハイブリッドプリメインアンプ「DN-10497」を1月10日に、直販サイトの上海問屋限定で発売した。直販価格は29,999円。

 突起部を含めた外形寸法が67×128×115mm、重量約376gのプリメインアンプ。コンパクトながら、ヘッドフォンアンプとスピーカー用パワーアンプを搭載。PCなどと組み合わせて、スピーカー/ヘッドフォンの両方が楽しめる。昨年2月から発売している真空管ヘッドフォンアンプ「DN-84335」に、スピーカー用アンプを追加したモデルとなる。

 プリ部とパワー部が分離しており、プリ部には入力端子としてアナログRCA、ステレオミニを各1系統装備。出力として、パワーアンプに接続するためのプリ出力(ステレオミニ)と、ステレオミニのヘッドフォン出力を各1系統用意。パワー部にはステレオミニの入力を1系統備え、プリアウトとパワーアンプの入力を繋ぐためのステレオミニケーブルも同梱する。

 また、電源部も独立しており、付属のACアダプタから二股分岐ケーブルを用いて、プリ/パワーそれぞれに接続する。

背面。左上のライン出力と左下の入力を接続する。右上、右下にあるのがACアダプタからの電源入力。プリとパワーが分離しているのがわかる
ACアダプタと接続しているところ
PCと組み合わせた使用イメージ

 プリ部に真空管を使ったハイブリッドアンプとなっており、Philipsの真空管「6922」を採用。音の傾向は「中音を中心に低高音もバランス良く出ている。ボーカル曲をより気持ちよく聴ける」という。

 スピーカー用パワーアンプの出力は15W×2ch(4Ω)、6W×2ch(8Ω)。スピーカーターミナルはバナナプラグ対応。SN比は98dB、ダイナミックレンジは98dB。ヘッドフォンアンプの出力は3W(33Ω)。SN比は92dB。電源はACアダプタ。ゴム足シールも付属する。

(山崎健太郎)