ニュース

マウス、4K2Kの6画面出力も可能な4K編集用PC「MousePro W」

MousePro Wシリーズ。ディスプレイは別売

 マウスコンピューターは、法人向けのパソコンブランド「MousePro」のラインナップとして、4K動画の編集を想定したワークステーション「MousePro Wシリーズ」2機種を24日に発売した。価格は、IntelのXeon E5-2620v2(2.1GHz)を2基搭載した「W720DF9X」が115万2,900円、1基搭載の「W720SF9S」が94万2,9000円。スペックはカスタマイズできる。

 4K映像編集市場向けに、4K対応のビデオカードや高速ストレージなどを搭載したモデル。基本構成として、6GBのビデオメモリを搭載したビデオカードであるAMD FirePro W9000を搭載。OpenCL対応アプリとの適合性に優れているほか、4K2K解像度の6画面同時出力も可能(6画面時は30p/3画面同時では60p)。編集用と確認用などで複数出力環境を構築する場合でも、拡張カードを追加する必要が無い。

 4K映像の膨大なデータ容量に対応するため、大容量SSDやストライピングRAID構成をカスタマイズメニューとして用意。今後も、1.4GB/秒の読み込み性能を持つFusion-io製のPCI-Express SSD ioFXや4K対応のビデオカード、ビデオキャプチャカードなど、関連するカスマイズメニューを拡充していくとしている。

 また、相性問題の発生を防ぐため、動作確認済み機器の情報を積極的に公開するという。

 各モデルの基本スペックは、「MousePro-W720DF9X」が、Xeon E5-2620 v2(2.1GHz)×2、FirePro W9000、メモリ64GB(ECC対応)、SSD 256GB+512GB、HDD 6TB(3TB×2、RAID 0)、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 7 Professional(64bit)、80PLUS GOLD準拠900W電源を搭載。

 「MousePro-W720SF9S」は、Xeon E5-2620 v2×1、メモリは32GB、SSD 256GB、HDDが2TBとなる。どちらのモデルも筐体サイズは193×525×424mm(幅×奥行き×高さ)。

(山崎健太郎)